ロブグリエの映画は初めて観た。
小説『消しゴム』でもそうだが、描きたいテーマみたいなものが一貫している気がする
迷路なのか迷路にしているのか
そう見せているのは見えるのは、他者なのか自分自身なのか…
なんか、ロブグリエって、ぱっと思いついたことを誇張か吹聴してるようにしか思えないような、作り込みの粗雑さが目についてしょうがない。一つ一つシーンを大事にしてないから、表面の奇抜さだけが残る。で、…
何も知らない異国の街で、何も分からず恋に落ちるは世の常か。目の前から消えた貴方が、夢の中から消えてはくれない。首を絞めて殺したいほど、謎の魅惑は踊って、微笑み、この命有る限り私を見つめる。無力に呆然…
>>続きを読むまっとうに物語を紡ぐ気はなくて話トビトビになるから、普通に見ててもシーンがちょっと変わるだけであれ?おれ今意識飛んでた?みたいに錯覚混乱する。その感じで迷子にさせる系。イスタンブールが舞台ということ…
>>続きを読むいろんな人が現れたり消えたり、女性の謎だけではなくてトルコという国の不思議な謎に包まれるような 常に他人の視線やスクリーン越しに私を見る視線でずっと緊張感があって、どうして人は謎の美女の秘密を暴きた…
>>続きを読むトルコへ来た男は、若い美女を探す、、。アランロブグリエが脚本を手がけた『去年マリエンバードで』のような、静止した絵を俯瞰で見るショットが相変わらず美しい。色々な話が散りばめられていたり、過去がリフレ…
>>続きを読む繰り返すパターンと僅かな変化が音楽的にも感じられる。構図に重きを置いた画の強度もさることながら、サウンドデザインのスクラップ感は成功していると思う。特に好きなのは、今この瞬間、目の前に世界が現れ…
>>続きを読む序盤(ちょっとした出会い)と終盤(独りきりの悲劇)だけが現実で、途中はずーっと主役男の白昼夢。いかにも小説家が考え出しそうな、ありきたりでわかりやすいストーリー。後半、難解シュールへと乱れかけるけど…
>>続きを読むいかがわしい異国の幻の中で何度も出会い何度も死に、そして飽きることなく忘執。手漕ぎボートがフレームアウトしてまたいつもの遊覧船が手前を横切る浮遊感に、舞台のベリーダンサーを凝視しながら女のうなじに這…
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