菊とギロチンの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「菊とギロチン」に投稿された感想・評価

oVERSON

oVERSONの感想・評価

4.2
こういう暑苦しいの久々に観た。
もっと暑苦しくてもいいんじゃないか。
2020-93
女相撲のお話かと思いきや、女相撲とギロチン社が出会ってしまうお話。

見たのは去年。
東出くん、めっちゃ女たらしで、理想だけは高く全く行動しないダメな人演じてるやん、なんて思ってたら、
今年になって、ホントにダメな人だった。。
ヒルコ

ヒルコの感想・評価

2.8
タイトルがかっこいい。なんかのエロい隠語かとも思えるし。
序盤に大好きな宇野祥平が出てきてウホウホしたけど、なぜか宇野くんの喋り方がエセ関西人みたいで不思議な気持ちに。
そして韓英恵とか山田真歩とか渋川清彦とか良い役者さんもたくさん出てるので、東出くんの演技力のなさが妙に目立ちます。梅毒になったところは楽しかったけど。

話としては、興味深く楽しめるところが大部分だけど、まあとにかく長い。もちろん内容的に必要だった長さだとも思うんだけど。
ものすごくアナーキーかと言われたらそんなこともないし、フラガールにとってのフラダンスほど相撲がメインに据えてあるわけでもないんですが、人間の弱さとか女の弱さとかそういう事はそこそこ表現さてれたと思います。
ただ、何が言いたいのかってのはあんまりハッキリとは伝わってきませんでした。
とは言え、こういうテイストの作品はあまり個人的には好んで見たりしないんですが、たまに見るなら悪くないかな?

ちょっと不思議に思ったのは、太宰治のなんかの小説でも(斜陽かな??)アウトローな先生がギロチンギロチン言ってたけど、ギロチンってなんかそういうのあるの?首はねる拷問器具っての以外に意味があるのでしょうか?
素養がなくてわからん。
【自由への限りない渇望】

突然だが、私たちは恵まれていると思う。こと、自由というものに関しては、過去のどの時代よりも。

行こうと思えばどこへでも行けるし、何でもできる。貧困であるからといって日本にいる限り、滅多なことでは餓死することもない。

しかし、かつては皆そうではなかった。国家による支配、家長による支配や多くのしがらみに理不尽に縛られていた。

そんな時代に居た、自由への飽くなき渇望を抱いた人々の群像がこの作品である。

アナーキストと女性相撲部。やっていることは全く異なる訳ですが、行動する上でのエネルギーは、根本的には、どちらも同じ。

人は、自由を求め、自由のために力を求める。

力を得た者はあらたな支配者となり、それに反発する者が、新たな自由を求めて戦いを始める。

一向に進歩しない所を見ると、これもまた人類の性なのでしょうね。
ある程度年を重ねるとアナキズムの青臭さは辛くなってくることを痛感
ワンコ

ワンコの感想・評価

4.6
ほとばしる生命力
「テロで世の中を変えられますか?」序盤に投げかけられる問いに、「損得で物事を考えている場合か!」と檄が飛ぶ。
無茶苦茶だ。答えに全くなっていない。

今僕たちの世界で巷に飛び交う、決して交わることのない、主義主張のようだ。
そう、この映画は現在の僕たちの生きる時代にも通じる何かを投げかけている。

女相撲一座とギロチン社。
古い因習や暴力から逃れ生きて行こうとする女たちと、政府に拠らない思想を掲げて理想や自由を求める男たち。

映画は、この対比の中で展開していくが、震災直後の噂で虐殺された朝鮮人の悲劇や、目的の定まらないまま強いられたシベリア行軍の話など、この時代を覆う暗澹たる雰囲気も伝えている。

「女ひとり救えなくて、革命など出来るか!」
鐡は十勝川を助けに行くが、逆に十勝川に命を救われる。
「天皇陛下万歳!」
愛だったのか。
「女ひとり救えなくて、革命など出来るか!」
今度は、大が花菊を救った。

交わることのない、この女たちと男たちの求める理想や自由が、僅かだが交わる瞬間だった気がした。

生命はほとばしる。
この映画に出てくる者たちに明るい未来が待っているわけではないことを僕たちは知っている。何かを変革したわけでもないことも知っている。
しかし、確実に生きたのだ。

この時代より、まだ現代はマシなように思うのは僕だけではないはずだ。
だから、二度と間違いなど犯さぬよう、少しでも考え、主張し、行動するのだというエネルギーを感じる物語だった。

凱旋再公開の舞台挨拶上映で観た。
イッチャナ節を生で聴くことが出来た。
面白かった。
既に鑑賞した人も、もう一度如何ですか。
この訳のわからない今だからこそ、観たらまた楽しめると思います。
なかなかディープな作品。若かりし頃に見ても、実在しようが長いって感想だったろうなと。
うん、みんな熱くて生きてる、って作品。キャストもしっかりしてる。
ラサン

ラサンの感想・評価

2.9
瀬々監督は本来、商業映画よりもこういう難解な映画を撮りたい監督なんだろうなぁって思った。キャストはとてもいいんだけど、女相撲とギロチン社の背景を知らないものにとって3時間はキツい
 青春群像、テロリストというより「アナキスト」だけど。
 女相撲に、アナキスト集団である「ギロチン社」をかけ合わせる瀬々監督のセンスは凄い。
 古代からの神事だから土俵は女人禁制だというのは、あと付けだが(東京オリンピック頃まであった)、監督はその力士たちに日本の近代における問題点を持たせる。
 朝鮮だったり、琉球だったり、家長制度だったり、そこが巧い。
 女優たちはもちろん、男優たちもまさに熱演し、はみだしものである女相撲とアナキストが共感していくようすを見せてくれる。
 熱い。少し長いが。
k

kの感想・評価

2.9
キネマ旬報にも乗ってたし、面白いらしいから見たけど、つまらない。

わざわざギロチン社使って、なんかやってたけど、たいして重要性を感じなかった、絡める意味あるのか。

序盤、役者の演技が凄い気になってしまったが(ギロチン社の一員がほとんど大学生が趣味でやってる芝居みたい)、後半は気にならなかった。メインの役者さんは良かった。

なんのために撮っているのかよくわからん、何を再現したかったのか。

でも相撲のシーンは見ごたえあったし、面白かった。

あと川瀬さんって凄い分かりやすい顔してて、出てきた時なんか嬉しかった。

つまんないのに長い(三時間)から余計評価低いね。
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