『田園に死す』
製作年1974年。上映時間102分。
寺山修司が監督・脚本を手がけ、自身の同名歌集を映画化した自伝的作品。
『十三人の刺客』などの菅貫太郎(って悪やく似合う俳優さんやったような)が…
このレビューはネタバレを含みます
きっと前衛的なだけで訳わからない映画なんだろうなと思っていたけど、そんなことなくて、子から親への無償の愛が描かれていてすごくしんどいお話だった 駆け落ちは失敗といえども、あのまま母親のことは捨てたん…
>>続きを読むとうちゃんは思い出を刻んだぼんぼん時計のなか。赤い薔薇に導かれて 浜辺でさびしい霊が踊るのをみた。
過去のじぶんと対峙することは虚構であるから、現実(と思っている今)そのものだって虚構でありえると、…
田舎町で母と二人暮らしをする少年は、現状に嫌気が差してしまい、隣人の人妻と共に駆け落ちに近い形で村の外に出る。
……という自伝的映画を撮影する映画監督の男は、制作を通じて自身の少年時代について思い返…
ホドロフスキーやリンチ映画のような奇妙な世界観にひたすら夢中になっていました。色使いや音楽がよりこの作品を引き立てていて大好きです。親殺しのパラドクス、記憶やアイデンティティなど哲学的なテーマも深く…
>>続きを読むわけがわからんが画作りが面白い。
赤い空。
モノクロのタバコシーン。
川を流れる雛壇。
新宿。
が印象的でかっこよかった。
赤い海に将棋シーン、親殺し、露悪的なところ似てるなあ。すごい影響受けた…
並行宇宙の中で並行宇宙について考える作品。
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少年時代、20年後、真実という三層構造に加えて、度々第四の壁を破るのって、’74年の作品ということを考慮しなくても相当斬新じゃないだろうか。最後にじ…
なんたるや寺山修司。
デヴィッド・リンチ・ワールドが好きならば酔いしれるでしょう。
過去の書き換え。
過去との決別。
過去に涙を流すな、未来を恐れるな。
エヴァンゲリオンがいかに寺山修司から影響を受…
書くと書いた分だけ失うことになる
雰囲気と撮り方がすごく好み
内容は1回じゃ咀嚼しきれないところもあるけど
最初に自分の過去だと思っていたものも、本当の過去はこれだと思っていたものも、本当の本当…