第一次世界大戦の引き金とされるサラエヴォ事件を題材に、ボスニアヘルツェゴビナという国の難しさを語る社会派映画。
現在とサラエヴォ事件当時の時間を混ぜて作られているが、映像やキャラがはっきり分かれてい…
様々な宗教をもった民族や、様々な思想をもった人々が、何千年もの昔から、争い、啀み合いながら生きてきたヨーロッパの、ほんとうの歴史を私たちは知らない。また、未だ明らかに存在する階級社会の中で、思いを飲…
>>続きを読む場所は、サラエヴォ。
第一次大戦の発端となった皇太子が撃たれてから、100年。
同じ100年の伝統を持つホテルの屋上では、その時の話やそれからのことをいろいろな人に聞くということをしていた。
フラ…
ホテル内を行き交う人を追う撮影技法が面白く見入ってしまいました(とくにフロント係の責任者ラミヤ)。それぞれの物語が絡み合っていく構成力にも感心。第一次世界大戦の発端となった事件をよく勉強していればも…
>>続きを読む第一次世界大戦開戦100年を記念してEUの式典が行われるという日、使節団を迎えることになっていたサラエヴォ市内のあるホテルでの人間模様。弱い立場の者たちはただ搾取され、暴力を振るわれ、出自が違うもの…
>>続きを読むサラエボ事件から100年、記念式典に臨む慌ただしいホテルで、再び銃声が鳴り響く…
みたいなフーダニット的ミステリーを想像してたら、そうではない群像劇っぽいドラマ映画だった。
不穏な空気をこれでもかと…
このレビューはネタバレを含みます
地元の劇場で公開決定から実際の公開まで半年以上かかったと思われ、ずいぶん楽しみにしていたから、観てみると物足りなかった印象が拭えない。映画の舞台、ホテルヨーロッパで繰り広げられる3つのエピソードが切…
>>続きを読む© Margo Cinema, SCCA/pro.ba 2016