第一次世界大戦の発端となった暗殺事件から100年を記念する式典が行われるホテルは財政難で従業員の給料さえ支払われず、しかも20年前に起こった現代のジェノサイド、サラエヴォ包囲の確執すら生々しく残って…
>>続きを読むサラエボ事件をよく知らないので
あまりよくわからなかった。
「大洪水で国土が水没しない限り
私たちが1つになることはない。
私たち、あなたたち、彼らのまま。悲しいわね」
「でも人間性は残ってる」
…
ヨーロッパの火薬庫、いまだ健在。
サラエヴォのホテルを舞台に、ホテルの労働争議と歴史番組の収録が平行して描写される。プリンチップのサラエボ事件を起点に、歴史認識の変転が語られていく。バルカン半島の複…
ダニス・タノヴィッチ監督は『汚れたミルク』で粉ミルクにまつわる汚職を描き、なかなかグレーな描き方をする監督だなと思ってました。
今作もサラエヴォのホテルを舞台にジャーナリスト、大統領の側近、ストを…
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