"汚れたミルク"と同じ監督。
ボスニアヘルツェゴビナの揉め事をずっと抱えている人達。
セルビア人とクロアチア人とボシュニャク人が現在もそれぞれ対立している様を映し出している。
実は勝手に戦争真っ只中…
「サラエヴォ事件」に関しては、歴史の教科書に載ってるくらいの知識しかないので、世界史に対して教養があればもっと楽しめたのにね…
約90分という比較的短い尺とは思えないほど、長い。ワンカットが長い。…
舞台となるホテルがまるで1つの国家として作り上げられていたり、ホテル内の出来事がスピーディーに展開し1つの結末に収束していく様はお見事‼︎
カメラはホテル内を縦横無尽に動き回るが、ブレることはない‼…
このレビューはネタバレを含みます
中盤までハラハラしながら観ていたが、終盤で失速の印象。
名門ホテルは倒産するのか、プリンツィプの評価はどう決着がつくのか、ストライキは実行されるのか、フランス人のスピーチは成功するのか。全てふわっ…
多元的見方を多民族国家であるサラエヴォのホテルでの一幕とサラエヴォ事件への考察を通して考えさせられる。島国で単一民族国家だと思い込んでる日本人はピンと来にくいかもしれないけど、気づかせてくれる映画。…
>>続きを読む『汚れたミルク』と連続公開が嬉しい。サラエヴォ事件から100年の式典があるホテルに集まる人々、従業員を描く群像劇。ボスニア側からの視点でヨーロッパの100年の歴史を俯瞰しつつドラマはサスペンスフルに…
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