修道士は沈黙するの作品情報・感想・評価 - 4ページ目

修道士は沈黙する2016年製作の映画)

Le confessioni

上映日:2018年03月17日

製作国:

上映時間:108分

3.5

あらすじ

「修道士は沈黙する」に投稿された感想・評価

ピピン

ピピンの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

興味深い作品。
だが決して面白いとか出来が良い訳ではなく、経済やお金に対する知識が無いと辛いと思う。

どこか現実離れした空間の中、延々と思わせ振りな台詞が続き、事件もストーリーを前に進める道具に過ぎず謎解き要素は無い。
回想を交えながら徐々に告解の中身が明かされるが、そこで明らかになるのは経済には実体が無いという事。
そして実体そのものが無いこのストーリー自体がお金や経済そのものを表現しているのだ。

この映画で唯一の主張はラストの葬式での修道士の言葉。
これは国際金融資本家達に対する痛烈な説教で監督のメッセージ。

実験的で面白い試みなのは評価する。
しかしお金や経済に対する知識が無い人が見ても理解出来る作品になってないのが残念だった。
鳩島

鳩島の感想・評価

3.3
修道士の性格がかわいかった~
単語が難しいところと告解に馴染みがないのであまり理解できなかった。
子供相手に偉い大人たちが難しいこと考えてるみたいで修道士さんお茶目だなと思いました。
明かされない部分を好み、それを自分なりに解釈して悦に入る高級思考達している
日本人の私はわかっている……てあれイラっとしますよね、わかる海に入りたくなる

ミステリーなのかなと観ていると種明かしがほんと一瞬かつ説明が入らないので気がつけない、なんだかなあ
修道士の性格が好きだった
いろいろな天候の海がみれたのも綺麗でした
話しの運び方と細かい演出は、凄く上手い。しかし、観るのに知識が必要とされる作品。経済と政治、そしてなにより宗教に関する知識がないと難しい。それらの説明が作中になく、そのために楽しめる人をかなり限定してしまっているのが残念。
人物関係の描写も、少し薄いかな。
IMFの理事、各国の財務大臣、リゾート地のG8…という設定だが、映像でも浮世離れしすぎて現実感がなく。要職にある人物が何日ものんびりとホテルにこもってられるのかとか、そもそも自殺のあったホテルで会議続行するのとか、経済学者にそこまでの力があるのかとかいちいち疑問が浮かんでくる。しかも登場人物の立場に関する説明も少なく、分かりにくい。

淡々と展開するストーリーの中で、映像美や俳優の演技が楽しめればいいのだろうか…?正直眠くなったし自分の好みではなかったのだろう。
ai

aiの感想・評価

3.0
人は、命を賭して何かを変えることが出来るだろうか?修道士の振る舞いが絶妙だった。味方を見極め、話を聞き、上手くはぐらかし、しかるべき時に情報を出す。鳥のさえずりは修道士の行く先々で彼を癒し、ある所に着地する。弱い人への優しい気持ちを感じる映画だった。
予告を見て、これは面白そうと思って観に行ったが大正解! サスペンスとして面白くて、役者陣の演技がとにかく渋くて、そして今必要なメッセージをしっかり発信。チャップリンテイストな最後も良い味。修道士サルスが最後まで心の拠り所にしていた鳥の鳴き声は、自分の中に良心を見出したクレアに託される。癒やしの輪を広げる事が、今ヨーロッパで最も求められているのか。本当にオススメです。
思わせ振りな態度に悶々とする。
皆の思惑を辿るほどに、誰も彼も社会という総体における、塵に等しい存在なのかもしれないと思い知らされる。

全ては、修導士の掌の上に。
mami

mamiの感想・評価

4.5
上映が二番館に移り、上映劇場が増えてますが、知らない方々、多いかも。
この作品は、絶対に、劇場で観るべきです。美しい映像をスクリーンで感じて欲しいです。

2回目、下高井戸シネマで観ます。

最高に好みの作品だった!
音楽、映像の美しさ、現代文明への批判とミステリーの合体、宗教的というより精神的な世界を美しく静かにお洒落に語る傑作!
脚本が素晴らしい❗
最初の映像の美しさ。ロケ地が元々美しい場所なのだろうが、映画館で観るべき美しさ。
流れるクラシック音楽が舞台の美しさにぴったり、でも、ルーリードのwalk on the wild side も使われてる。
最後が最高にお洒落で、イタリアの宗教画を思い出した。
舞台が国際的なので、イタリア語、フランス語、英語が飛び交うが、台詞は静かに流れていく。イタリア語をもっと味わいたいから、もう一度観たい❗
観客少なかったが、観るべき作品です!

結局、一般受けしない観る人を選ぶ作品が、私は好きなんだと、昨夜再認識した。群像劇、ミステリー、現代文明への批判、神の存在を、美しくユーモアを持って静かに描く、映画館で観て欲しい作品。

テーマ的に共通性がある某邦画との格の違いを強烈に感じた。

鳥と犬は、宗教画をイタリアでたくさん見てきた私にはサンフランチェスコ、聖ヒエロニムスを思い起こさせた。

タイトルを原題の「告解」にすべきという意見を見たが、日本では馴染みが少ないし宗教的過ぎるから「修道士は沈黙する」が相応しいと思う。

ところで、彼は本当に呆けているのか?ミステリーだ
「グレート・ビューティー 追憶のローマ」のトニ・セルビッロ扮する修道士が、ドイツのリゾート地ハイリゲンダムで開催されたG8財相会議に招かれ、そこで起きた国際通貨基金の専務理事の不可解な死に関わるという物語。G8の財相会議と修道士という取り合わせに惹かれて、劇場に足を運ぶ。修道士は専務理事の死に深く関わった人物として、「殺人」の嫌疑までかけられるが、宗派の決まりにより、真相を語らず、沈黙を守る。

監督のロベルト・アンドの前作「ローマに消えた男」を観ているが、これもかなり硬派な政治ドラマとなっている。しかも、イタリアの作品にもかかわらず、舞台は北ドイツのリゾート地。バルト海の薄く垂れ込めたビーチリゾートの様子がたびたび映され、このドラマの重厚で陰鬱なムードを演出する。かなりメッセージ性に溢れた内容ともなっており、観応えは充分だ。

「殺人」事件と各国財相の政治的駆け引きと世界経済をひっくり返す陰謀。それに対峙するかたちで宗教の側からそれらを断罪していく主人公の修道師。一見、結びつかないものが、見事にひとつの作品のなかで、強烈なメッセージとともに、群像劇が進行していく。ロベルト・アンドは、なかなか硬派な映画監督だ。前作でも監督とコンビを組んだ、トニ・セルビッロがまたまた好演。「グレート・ビューティー 追憶のローマ」で見せた軽みとは、また異なった硬派な演技を展開している。好きだな、このイタリア人俳優。
耕平

耕平の感想・評価

3.5
心臓[ハート]移植を望む医師と患者
医「5歳の子の心臓はどうだい」
患「ダメだ、若すぎる」
医「40歳のトレーダーはどうだい」
患「無理だ、もうハートを無くしちまってる」
医「70歳の銀行頭取は?」
患「それにする!」
医「なぜ?」
患「一度も使われたことないハートだもの!」

監督インタビュー「ドストエフスキーの小説の中で現れるイエスは、常に"計画を邪魔する者"でした」

総じて、変な映画だった。