修道士は沈黙するの作品情報・感想・評価 - 4ページ目

「修道士は沈黙する」に投稿された感想・評価

G8、ギリシャ危機、FEMENの乱入、メガバンクの簿外債務など社会的な問題を背景に宗教と哲学的思想が入り乱れる作品。音楽と映像がとても美しい。
作中にも台詞として登場するアウグスティヌスの『告白』に記されている三種の欲(肉欲、目の欲、世間的野心)が全て描かれているのも面白い。
ヘーゲルが『自然哲学』で述べたように自然界の中で自己を変革する力を与えられたのは人間のみ。それを思うとラストで犬が取った行動が興味深い。
映像から伝わる空気感がとても好きだった。
po

poの感想・評価

3.3
結構面白かった〜。

ミステリー要素強めかと思ってたけどそうでもなく。
修道士に告解直後に自殺したロシェ理事長の告解の内容を、会議に関する重要な内容なんじゃないかと、各国財務相たちが勝手にどんどん話を想像して深読みしていく、みたいなブラックコメディ的な要素のが強いかなと。ただ、それだけではないけど、その辺はなんとも皮肉的で滑稽だった。

あと、エコノミック&宗教的&比喩的な会話が多くて、自分の頭の回転が悪くてその内容があんまり入ってこなかった。笑
ちゃんと見直そうと思う。

それと、犬かわいい。
tkucsy

tkucsyの感想・評価

3.9
劇場で観なかった事に後悔。

ロルフ改めベルナルド。いい仕事してます。犬なのに。清らかな人間と、汚れた人間を嗅ぎ分ける犬。

告解する権力者。修道士って沈黙守らないといけないから大変ですね。
私絶対喋っちゃう。
Kedjenou

Kedjenouの感想・評価

2.9
ギリシャの金融危機の時に、国際金融基金(IMF)や先進諸国の財務大臣が集まる秘密会合が舞台。

世界経済への波及を食い止めるため、ギリシャ経済を崩壊させる陰謀が進んでいるという設定で、修道士がそれを阻止するというお話し。

ギリシャ危機をめぐり国際社会が緊縮政策を要求し、ギリシャ国内ではこれに反発して連日デモが行われたことは記憶に新しい。そうした事実を反映した話だ。

ギリシャの次に放漫財政だったイタリアの映画だから、緊縮派のドイツやIMFが悪役に描かれている。

といっても、その辺の話は適当に触れられるだけで、謎解きもどきのストーリーも辻褄を合わせようとはしない。

この映画の良さは、謎めいた雰囲気と修道士の演技を楽しませてくれるところにある。

監督のセンスが好きかどうかで、評価が分かれると思う。
saru55

saru55の感想・評価

2.5
G8を絡めてくる発想は面白いけれど、あまりに雑駁で中途半端。残念感しかない。
鑑賞前はかなり期待していたが(これ系は好物)、G8の強欲・色欲ぶりなど各人のキャラが色をつけすぎで(笑)リアリティは薄いなぁ( ̄▽ ̄)

ただ、告解の謎をベースに、国同士の対立を個人間に置き換えて、かつ資本主義と宗教的価値観を対比させるという脚本はこんなのみたことない。ん〜、「日経新聞をおとぎ話にした」とでも言うのかな?映画が何らかのテーマを掲げる存在であるとしたら、これほど濃厚な作品もそうないね( ͡° ͜ʖ ͡°)
ぱぷり

ぱぷりの感想・評価

3.0
修道士、意外に喋ります。
タイトルは
「告解」で良かったのに。

見事に監督にミスリードされたなあ。
前半と後半のテイストが違うのです。

でも、好きなタイプの映画でした。
magnolia

magnoliaの感想・評価

5.0
痛快!
欲の代表者たちが私利私欲に血眼になる傍らで、誰にも与せず無欲に佇む修道士、しかも頭いい、黙って勝手な解釈を待てる度胸…
この中で誰についていくのが一番いいか、犬でもわかるさ!

みんな「自分だけは違う」と思っているバカバカしさ
『The Death of Stalin』より後味良く『Being There』より作為的

トニ・セルヴィッロさん真正カッコいい、BGM含め音も素晴らしく良い、2018に観たイタリア映画はもれなく当たり

'19/6/26 2nd
やはり見応えあり、むしろ各シーンの意味についてより考えられて面白かった、ワンぞうは思ったより重要な役
you are lucky, you don't tell us a phrase on words
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

2.0
国際会議の場で修道士に告解した後に謎の死を遂げた経済界の重鎮。図式はすぐに「修道士が何を知ってしまったのか」に移るが、これがどこかの○国だったらいつの間にか行方不明になったりするところ(笑)、キリスト教国での修道士ということで失礼のない形でどう突き崩すかという一歩引いた戦いになっていて面白い。ただ肝心な「修道士が知っていたこと」が算数に弱い凡人にはようわからんかったことw含めて説明受けないと100%理解できない部分が随所に残り、若干消化不良気味でもある。多分にキリスト教が素養にある人向けの映画に感じるなあ...
vinotinto

vinotintoの感想・評価

3.3
分かりやすいミステリーではなく、行間を読む作品。仕事で疲れた状態で見たので行間すっ飛ばしまくりであまり入ってこず。もう一回見たいです。