人々への信頼と思いやり、というテーマのアート企画をする一方で、主人公は次から次へと人間の裏切りと思いやりのなさに晒される。
ポップなギャグシーンから始まったので、軽快コメディかと思いきやとんでもない…
観るには気力が必要、これは疲れますね。もしあなたなら?をここまで突きつけられると。
特に猿人?のショーにおける彼と招待客達の緊張が続く光景、主人公に謝罪を求める少年の「助けて」が繰り返し聞こえる…
世の欺瞞と不寛容に中指突き立ててる話(たぶん)。(A)聞こえの良いメッセージや浅薄な批評性なんかを織り込んだ“芸術”を受発信してキャッキャしてるスノッブな方々と、(B)短絡的利己的な欲求に素直という…
>>続きを読む【省略レビュー】
やりたいこと、表現したいことはめちゃくちゃ分かります。確かに居心地悪くなる瞬間や身につまされる様な瞬間は何度かありましたし、笑える部分と笑えない部分のギリギリのラインを綱渡りする…
都会育ちの自分には、考えることの多い作品だった。
この作品の舞台となっているストックホルムって、他人に対してかなり無関心な街だということ。東京のそれとはまた少し違った感じだけど、似ている部分は多い。…
151分と長い映画で最初は焦点がハッキリしないような気がしましたが、いくつかの出来事の起承転結がハッキリしてくる中で、面白くなってきました。
他人に無関心、現代社会の格差や差別・・といった問題が随…
しずかーな映画なので、歩き疲れてから途中眠気に襲われたけど、面白くないからじゃないよ。主人公の絶妙なダメさ加減。こういう人いるー。というか、普通にいるし、自分はひとつひとつのことにきちんと判断できる…
>>続きを読むよくこれだけ、1本の映画の中に現代の社会病理を炙りだし、人間のエゴイズムと偽善を散りばめたものだ。
自分は善人だと思い込み、社会がここまで病んでいるということに日常的に慣れてしまうことの恐ろしさ。…
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