主人公のジュリアンへの思い入れとともに、終始躰が硬直してしまう。
暴力的な父親が原因ではなく、じつは母親が!とおもったら、えっ!で終わってしまった。夫以外のなにものかに怯える母親のあの脅迫的な表情は…
音やさり気ない所作を持って嫌悪感を与えるミニマムな演出から終盤への丁寧な飛躍に好感は持てるが、例えばシートベルト着用の警告音の様な反復と差異の手数は不足している。娘の視点を設ける余裕があるのなら、ラ…
>>続きを読むジュリアン…
観終わったあとずっと頭から離れない。
語りたくて話したくてたまらない感覚。
言葉で細かく説明されないからこそ、際立つ表情と空気感。
音楽もそんなに使われてないから、音がすごく効…
社会的なテーマ
サスペンス要素が詰まったストーリー
観客に想像させる映像と音
映画ってこうじゃないと!
観終わった後に、余韻が残る映画は久しぶり
1800円以上の価値があったと思う
ありがと…
緊張感の正体は終わりなきゲバルトの予感。
「家族」が共同体の生存戦略と仲間意識を最早内包しない先進国における制度としての蟠りを描くために、敢えて映画はジュリアンに焦点を絞らない。
自分が何処へ向かう…
愛が執着に変わるんじゃない。
執着を愛だと思いこむだけ。
〜〜〜
夫婦間の仲違い、養育者を巡る裁判。
現代社会では日常茶飯事。
残念ながら、事件にまで発展することも、ままある話である。
調停シ…
冒頭から子供の親権について夫婦双方の弁護士が意見を早口で述べる。18歳になった長女は自由だが、まだ少年であるジュリアンは手紙での必死の訴えも虚しく、2週間に1回は父親と一緒に休日を過ごさなければいけ…
>>続きを読むとてつもなく現実味のあるスリラーだった
ジュリアンの中に恐怖心と嫌悪感を抱いても父という存在に希望を抱きたくなる部分もあるみたいなジレンマが感じている部分の表現が絶妙で車の中での父と子の二人の会話…
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