増村保造監督
“平和な時に、日本で会いたかった”
白衣の天使の優しさと、戦争の虚しさが織り混ざった大大傑作。
軍医の岡部と看護婦の西が夜な夜な会うシーン、両手を切断することになった兵士をいろん…
ある種の性搾取とも見えかねないが、若尾文子演じる主人公が女性であるということに率直であることによってとてつもないパワーを帯びた傑作。今の時代にリメイクして欲しいけどこのテーマはかなり厳しいか。同じく…
>>続きを読む傑作です。
若尾文子は本当に好きな女優で、西さくらという人物が美しすぎる。
人の呼び方がやっぱりグッとくる。階級社会ならではで、役職で人を呼ぶのだが、軍医殿という呼びかけがいい。
「西が勝ちました」…
「西 入ります」若尾文子の軍隊的な声
そのままのテンポで「西も女です」っっ
負傷兵の骨を切断する音が頭蓋骨にまで響く
ジャケットとタイトルで赤色を期待していたらマサカの白黒!
作品中でもずっと赤い…
一見まともそうな若尾文子が、ずっとまともそうなテンションのままどんどん狂ったことになってなっていく、のを見せられて我々は一体どう思えというのだろうか?
バケツに山のように積まれた切断された手足の山と…
若尾文子の背中と乱れた髪の色っぽさ。
敵とコレラが迫る戦場で体を重ねる男と女
男は女に飢える。その逆もあり得るけど明らかに程度が違うのはなぜだろうと最近思う。
今まで見た中でも一番生々しく戦争…