あなたがたのうち、だれがわたしにつみがあるとせめうるのか
教誨師という立場で死刑囚と向き合う。法律としては死刑として断罪されたとしても、それは刑に至るまでの本当の原因や経緯、背景などを掘り下げるよ…
重刑犯罪者を相手に赦しを得たり、死後の世界を一緒に考える姿は真っ直ぐだった。教誨師という名前は知らなかったけれどよく洋画では死刑前に牧師さんや神父さんが同じような教えを説いていたのは知っていた。
人…
何人かの死刑囚と対談する教誨師の会話劇
背景が変わらないので舞台としても成り立ちそうな作品
総じてほぼ変化のない会話劇なので淡々としているため、苦手な人には飽きてしまうかもしれない…
しかしローテー…
教誨師とは、死刑囚と向き合い、諭して道徳的に正しい方へと導く者。
勿論、死刑囚と言っても千差万別。しっかり罪に向き合おうとする者も居れば、嘘をついて刑期を延ばそうとする者や、精神に異常をきたした者…
死刑囚と牧師の会話劇。
死刑制度の是非ではなく、“人が人を裁くことが正しいのか”と観客に問う。
正直、答えを出せない。全ての人間に罪があるとしても、それを並列して考えることが自分には出来ないからだ…
大杉漣の演じる牧師の死刑囚との対話をしていくだけの話。
その中には生とは?ってテーマが散りばめられている。
そんな感じ。
静かな映画なんだけど、結構面白い映画だったなぁ。
テーマ性があっていいね。
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