このレビューはネタバレを含みます
敗戦の色が濃くなってきた末期、脱走兵の若者が偶然にもナチス将校の軍服を手に入れ大尉に成りすます。
行く先々で敗残兵を指揮下に収め、あまりにも堂々とした振る舞いのため同じ大尉までを欺く演技力で収容所を…
あの時代に生きる為の行動だからしょうがないと思ったり、彼の残虐性にイライラしたり。葛藤や人として正しい部分が見えなかったから、化けの皮が剥がれて痛い目に遭えと思った自分も怖い。
周りの人々が気づいて…
虎の威を借る狐。
結局、人は他人を外見で判断してしまうのか。まあ自分も外歩いていて警官の制服着てる人見かけたら、その人は警官だと思うからなあ。
そんなことはどうでもいいけど、とにかく、どん…
混乱した時代や想像を絶する極限状態が彼のような人間を生んだのだとしたら、彼も決してモンスターとは思えない。良く言えば、人間の順応性の高さを見た気もするし、悪く言えば、何ものにもすぐに染まり得る人間の…
>>続きを読む将校の軍服を手に入れた若者が言葉巧みに徒党を組み、挙句囚人たちを処刑して行く…という実話を題材にした物語。
発覚すれば即処刑な緊張感しかない状況下にあって、着衣はともかく周囲の人間たちにその存在を…
第二次世界大戦を主題にした洋画の殆どはドイツ軍、日本軍は悪者だ。思い付く限り違ったのは精々、【硫黄島からの手紙】や【Uボート】位じゃ無いだろうか?
偶にはこういう奇天烈な映画があっても良いじゃないだ…
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