こういう映画を観るとき、道徳的な善悪をいっさい考えなくなった自分に気付く。
何の色も混ぜずに理解し発信しようとする監督の姿勢に共感する。
私の孤独を癒してくれるのはこういう映画だけだって思う。
私…
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秋葉原無差別殺人を思わせる事件が70年代チェコで起きていて犯人が女性で、しかもチェコの最後の死刑囚だと言うのだから、もうそれだけで十分に食いついてしまうわけだが、実話を元にしたドラマという興味以上に…
>>続きを読む2016年 チェコ/ポーランド/スロバキア/フランス 105分
@UPLINK京都 平日12:10〜観客21人
終映後、シアター内に満ちる空気を感じるのが好きだ。興奮、ざわつき、ヤラレタ感など色々…
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最後まで淡々と描かれていて少しシャンタルアケルマンの映画に近いものを感じました。
最後には残虐非道なことをやっても、僕は彼女の行動や言動がただの反抗期のように感じられたので、「子供が少し強がっちゃっ…
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私がオルガにならなかったのは運がよかったからだ!と、いうのが劇場を出たときはじめに思ったことだった
同情や共感という言葉は生温いし、安易に祭り上げるか或いは貶めることだけは避けたいが、判決までは他の…
終始モノクロ映像はどうなのかな〜と思ってたけど、ストーリーの重苦しさとオルガの心の寂しさを伝えるには適切だったと感じた!
普通ならカットするような、変化のないシーンも敢えてそのままにしていて、間を…
思ったより重い映画でした。
オルガの大量殺戮、少し前に見た「ニトラム」と似てる。どこかハンディを抱えてるけれどそれに対する対処が親も含めてないから孤立していく。それって誰が悪いのという話だよね。
本…
二回鑑賞 チェコで実際に起きた無差別殺人事件を題材とし、その首謀者である"オルガ・ヘプナロヴァ"が死刑に至るまでの物語を描いている。
近年もそういった実在する大量殺人鬼を題材にした映画はあるが、本…