長尺で、映像がタルコフスキーを彷彿とさせるから集中力を持続するのがまあまあ大変だったけど、ストーリーと言いたいことはシンプルだと思う。本作の手柄は、観る人によれば、最低このうえないようなことを怖れず…
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羽を白く塗られた鳥は、戻った先で仲間たちによって殺されてしまう。
ボトリと鈍い音を立てて落ちたその鳥を救い上げ、息をしなくなったその頭を指先で撫でる少年の表情と内にあったであろう感情を私は忘れること…
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『炎628』のメガトン級の衝撃を期待したのだけど、もっと地味で陰鬱な地獄巡り。
大好きな俳優さんがたくさん出てますが一部を除いてほぼ絡まないのが残念でした。
※ハネケ作品以上に動物がひどい目に遭う…
淡々と、極めて淡々と。人間のおぞましさ、醜さの暴力がシュールなモノクロ映像で描かれて行く。
それが、ひたすら牧歌的風景の中で繰り広げられていくから、よりえげつなさ効果が倍増している。
そして、余計な…
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凄かったなぁ。モノクロでないときつい。
ムカデ人間3かよ……
※観てないけどw
しかしモノクロだからこその美しさと明暗もあるんだよなぁ
血とかガチで出てたりするとなかなかにしんどい映画だと思う
こ…
ヴェネチアで退場者続出、にもかかわらず上映後に10分間のスタンディングオベーション。実際に観て、この事がよく分りました。
もう最初のシーンから辛くて「何でこの映画を観る決心をしてしまったのか」といき…
孤独な少年のハードフルなロードムービー。
ジョジョラビット要素もあるよ!
「倫理とはなにか」をドカンと突きつけられるこの作品は、登場人物は多くを語らず、(中央右側が青みがかって気持ち悪いと感じた)…
映画祭では途中退出が続出するなど物議をかもしだした問題作。
ホロコーストを逃れるため、田舎に住む叔母の家に疎開したユダヤ人少年。叔母が突然死して家が火事で全焼したことをきっかけに家に帰る途方もない…
ホロコーストから逃れた少年の姿を通して人間の酷い部分を映し出していくような映画だった。
原作が発禁だとか退場者出たとかいう宣伝は「とりあえず見に来させる」ためには良いと思うけど、見終わってみると、…
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