「帰るなよ」→帰る、どっかいく。この繰り返し。
自由でお調子者でどこか憎めない愛らしさがあるギア。新学期操行ゼロの自由さをベースにラストを含めれば勝手にしやがれのような雰囲気も持ち合わせていて、ヌー…
とにかく面白い。この物語を文字化したらただただ凡庸なものなのに映画で見るとビックリするくらいに面白い。
序盤から全く想像のできない起承転結の山並みのなさが生む映画表現に目から鱗がポロポロと落ち、映画…
イオセリアーニの旧ソ連ジョージア時代の作品。
ワーグナーの楽劇を上演中の歌劇場、ティンパニ奏者ギアは、自分の出番までオーケストラピットを抜け出して街へ出て、友人に出くわしたり、女の子をナンパしたり…
「すぐ戻ってくるから」が口癖で毎日毎日せわしなく動くティンパニ奏者のはなし。
自分の近くにこんな人いたら絶対嫌だと思うけど(笑)、それでも周りの人たちみんな優しくていいな。そういう人たちが周りにい…
ティンパニ奏者のだらしない男がオーケストラを脱け出しトビリシの街中を駆け回る。
音符の埋まらない五線譜、部屋で虚しく鳴るメトロノーム、望遠鏡の先に見える他人の生活、喧騒の去った酒場に佇むピアニスト、…
オーケストラのティンパニー奏者であるギアは、自分が叩かなくてはいけないパートがやってくるギリギリまで、舞台に現れない。まるで演奏が何かのついでのように、彼は余裕たっぷりの笑みを浮かべながら颯爽と登場…
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