ルキノ・ヴィスコンティ監督の長編デビュー作。
ジェームズ・M・ケインの原作をもとに作られている。
郵便配達は出てこないが、言い得て妙なタイトル。
ストーリーにはあまり入り込めなかったが(ヴィスコン…
旅の途中立ち寄った食堂で店長の妻に一目惚れしてしまった主人公は……という作品でした。
なんとなくリメイク作品の多い郵便配達員シリーズは官能サスペンス的なモノを想像していたのですが、
オリジナルの今…
1943年ルキノ・ヴィスコンティ監督。バガボンドの青年の恋愛と堕落を描く。序盤、妻の歌声が漏れ聞こえるトラットリアの真っ暗な入り口にジーノが吸い込まれるように入っていき扉を閉めるシーンが印象的。地獄…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
このタイトルに惹かれてリメイク版も含め何度か観るものの、いつもストーリーを忘れてしまいます。そして、こんな話だったんだと意外に感じてしまいます。
ヴィスコンティは苦手ですが、あまり「ぽく」なかったせ…
モノクロだからこその淡々とした乾いた残酷さが他のリメイク版との違いかもしれない。
特に男を手玉に取るように見えた女の冷たい美貌と旦那に対する侮蔑的な態度が、事を成し遂げた後、そのまま勝ち誇るかと思い…
ヴィスコンティ監督のデビュー作。議論はあるが一般的に初期のネオレアリズモとしての評価を得ている。本作を含め四度も映画化されている優れた原作によって物語を大いに楽しめる。郵便配達が登場しないのは原作か…
>>続きを読む昔、ジャック・ニコルソンとジェシカ・ラングの同タイトルを見たことがあったが、このヴィスコンティ版の方がよかった。ジーノは女に取り込まれて殺人を犯してしまって、ちょっと気の毒だなと思った。女と離れよう…
>>続きを読む