ドイツ人の富豪の射殺事件が起こり犯人の国選弁護人に選ばれた主人公が事件を追っていく中で事実を知る。
殺された富豪は自分の恩人、孫は過去の恋人…弁護人の辞退を検討する主人公だが、黙秘を通す犯人を調べ…
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優しく厳しい事業家ハンス・マイヤー。
ハンスを父がわりに支援を受け、トルコ人としては異例な弁護士への第一歩を踏み出したカスパー・ライネン。
学びを共にしていたハンスの孫、フィリップの交通事故死により…
決して後味が良い結末ではなかったけど、被疑者が諦めていた正義が最後に貫かれたと思うとよかったのかな。凄惨な罪であっても法と時代の前では無効になるということを切に実感させられた。報復のシーンのシンクロ…
>>続きを読む新米弁護士のライネンは、ある殺人事件の国選弁護人に任命されるが、被害者は少年時代からの恩人だった。動機について一切口を閉ざす被告人だったが、事件はドイツ史上最大の司法スキャンダルへと発展する…という…
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頭に二発の銃弾を受け踏みつけられたハンス、逮捕されるも頑なに犯行の動機を語ろうとしないコリーニ。
新人弁護士のカスパーはそれと知らず弁護を引き受けるが、殺されたのが幼少期親のように接してくれたハンス…
ベルリン@2001
現役弁護士作家フェルディナント・フォン・シーラッハの小説を映画化。
報復の報復…
"上に従っただけ"、"そういう時代だった"…
どんな時代、どんな立場に置かれても結局は"個人"な…
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被告人の罪を裁くというよりは1人の人間の尊厳を証明すると共に戦争によって起こった悲劇が明るみになった重い裁判もの。戦争はもってのほかだけど、それによって人間の心や考えが歪むのはあかんな。ナチスってい…
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本作の原作、『コリーニ事件』を執筆したのはドイツを代表する小説家フェルディナント・フォン・シーラッハ。
ボンの大学で学び、ケルンでの研修を経て1994年よりベルリンで刑事事件弁護士として活動。元東ド…
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