死を予感させる船が映る。この船は三途の川を渡る船なのだろうか。
また屋敷にあった父の兜、あの兜の不気味さと、死んだはずであるなら兜は真っ先に取られるのになぜあるのか。兜に魂があるのはもちろんだが、…
あはは、聞きしに勝る名作やんけ。
源十郎が宮木のことを思うふたつのシーン、いずれもわかりやすいほどに幻想的なつなぎで、わかりやすくはあるんだけど、だからこそかついついと惹かれてしまう。
ラストの宮木…
男と女、夢と現
戦が夢を歪めた、自分で不幸せな目に遭わないと気付けなかった…。他人から聞いても本当の意味では分からない、一時の熱に浮かされて駆られた夢は痛い思いをして一度実際自分で経験しないと(特…
絵の構図が一つ一つすごい。奥行きを活かして何層もアクションを重ねる手法とか。
冒頭もそうだし、ろくろを回す最初のショットとか。後半もずっと続くし。
黒沢清「クリーピー」を見た後だからなのか、舞台設定…
大傑作。焼物を売り金を稼ぎ豊かさを欲する源十郎、侍になり立身出世を望む藤兵衛。金があるから欲が溢れ、金がなければ望みもない。
欲するものは裁かれる、一方は愛を失い、一方は亡霊と契りを交わす
白黒だ…
おお確かに、世界の巨匠たちが溝口を見ろと言う理由がわかった。
だがしかし私自身の映画体験とあまりマッチせず。
うるさいほどのお囃子が恐怖を増幅させる。
京マチ子の白く浮かぶ顔と毛利菊枝演じる右近の這…
もう一度観ておこうかなと。世界的にも最高傑作の一つとして評価も高い。
あらためて京マチ子の映画だな〜って思ったよ。『羅生門』が1950年で『雨月物語』が1953年と後なんだね。
朽木邸でのシーン…
どこから夢になったのか
境界線がボヤけたまま
私は貴女の膝枕の上で
うつらうつらと舟を漕ぐ
夢の中の夢なのか
現実の中の幻想なのか
そんなのどちらでも構わない
ただ心地よければそれでいい
ふ…