誰も『夢のアンデス』を観たンデスと書かないのは大人の嗜みだろうが、本編前の監督ご挨拶で「日本とチリは地理的に…」とかましていたので、むしろ書いてやるのが筋ってのものだろう(そんなことは無いだろう)。…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
アンデス山脈とチリ・クーデター、ピノチェト政権を背景にチリへの郷愁を物語るドキュメンタリー。わざとらしさのない空撮が凄い。
アンデスの景観の美しさが途轍もなく、それを一切損なわないカメラワークが素…
まず何より「ドキュメンタリー映画」というアートの偉大さに、改めて最大限のリスペクトを捧げたいと思います。
日本にとっては少し遠く感じるチリという国の歴史について、目を背けたくなるようなリアリティ…
パトリシオ・グスマン監督の「光のノスタルジア」が衝撃的に大好きで「真珠のボタン」「チリの闘い」も観てます、今作も素晴らしい。
もっと監督の他の作品も観れる機会があるといいな。。
語り口とメタファー…
歴史の証人としてアンデス山脈を撮る。「チリの闘い」はまだ終わってはいない。怒りと憎しみの感情は、岩肌の裂け目や遠雷に託される。兵士の行進を見て真っ先に思い出されるのはホドロフスキーの作品群だが、彼の…
>>続きを読む大陸分かつ山脈スケールから弾圧のチリ現代史を眼差す試みは、秀作『光のノスタルジア』『真珠のボタン』を直に継ぐ。
“虐殺や拷問への抵抗が、今日では女性の権利等のデモへ変わったが本質は同じだ。私はここ…
(c) Atacama Productions - ARTE France Cinéma - Sampek Productions - Market Chile / 2019