東京フィルメックス
三部構成。同じようなシチュエーションが反復される。一部と二部の反復はとくにユーモラス。物語に闖入してくる鳴き声。外界の音がよく聞こえるように窓を開け放つガミ。彼女自身が、先輩たち…
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初ホン・サンス。
淡々と繰り広げられる会話劇の中に含みを持たせているように感じたがその真意にいまいち気付けない。
しかし、最後に出てくる映画のスクリーンを観て、ハッと気付くものがあった。
"逃…
邦題から歌いたくなる浪曲子守唄の歌詞のように未練が似合うがそういう演歌メロディとは相反する流れで自国歌も流れないしコロナ前に男性陣がメインから外れた。これからどう進むのか興味深い。名画座でなくてもま…
>>続きを読む東京フィルメックスにて。
相変わらずこの監督の作品はパクッといけないんだけど、不思議と気になる。恒例のジャジャーンズームは楽しい。野良猫にエサをあげる私に大共感…。あとラストも…。タイトルも考えさ…
このレビューはネタバレを含みます
ドキドキした。この穏やかな日常に老いが突然現れるのも、あのラストに帰するのも本当にいい。隣に人と並びながら「人と会うのって疲れるよね」と話せる空気感に、関係を規定しないかのようなキム・ミニのへらりと…
>>続きを読む最初のパートの猫に餌やるおばさんと隣人の会話がいちばん面白かったかな。猫に向かって必殺ズーム攻撃したのは、ホン・サンス映画の中で唯一ズームする意味がわかった。また完全に餌待ちポーズの猫が可愛いんだよ…
>>続きを読む東京フィルメックス2020
逃げる女=キム•ミニの内面の冒険は、海を打つ雨のように滑らかで掴みどころがない。
昔のホンサンス作品においては、主人公は酒を飲む席で愚痴をこぼしたり、デタラメにズームを駆…
アマチュアよりも下手だし、だらしないし、私のまわりではホン·サンスはファスビンダーと並んで評価は圧倒的に低い。個人的には、処女作等は観てたが·今の韓国で1.2の才人と確信したのは、やはり20…
>>続きを読む面白かったんだけど、いまの自分の精神状態のせいなのか話を全然覚えてない。三人目のパートは『それから』のパラレルワールドか?という感じもしてしまう。
こんなに横顔を撮る人だったっけ?と思った。
いつも…
ただロメールらしくキム・ミニが知人らと話しているだけで色々と含みを持たせたり空間自体を魅力的にしていた点は流石のホン・サンスだったが、反面映像や構図にはそこまで美しさを覚えなかった点は残念。
監視…
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