ダークツーリズムをプリズムとして強制収容所を撮る、そのストイックな態度に戦慄する。
この禁欲的な対象への距離感は何に由来するのかと考えてみると、おそらくはロズニツァ自身が観光客と同じように、実際…
このレビューはネタバレを含みます
ザクセンハウゼン収容所の観光客をひたすらに撮した作品。人々を撮ってはいるのですが、常に人々が背景に回っているような、そんな撮り方に思えました。
収容所を笑顔で観光する人々。こう切り出されるとやはり…
群衆三選一気観3本目、ナチス強制収容所跡見学の人を入口からポイントポイントで順に定点カメラで撮影した映像を白黒で90分観るだけ、紛れもなく今の時代の「群衆」の姿であり、それに自分も飲み込まれていると…
>>続きを読む@シアターイメージフォーラム
ナチス占領時代の強制収容所が今は観光地になり、そこを訪れる観光客と共に、門を入りルートを辿り、また門から出る、その一連の流れを辿るドキュメンタリー。
夏の陽気な気候…
アウシュビッツのダークツーリズムをただの観光の楽しみとして遊び笑顔で写真を撮る人々を目の当たりにして軽蔑するのは簡単なことだが、これはドキュメンタリー映画であり、編集にははっきりとした意図があること…
>>続きを読む