この時代にしかない、なにか特殊な空気感が高純度で真空パックされている。ニューシネマの傑作。
ジャック・ニコルソンの魔性の魅力がほとばしっている。どうしようもない流れ者という役柄ながら、色気がだだ漏…
主人公の無気力な感じに共感や妙に現実味が湧いてくるんですよね。主人公のバックグラウンドが深掘りされない感じもリアル。
主人公の表面的フレンドリーさが映画の味わいを良く引き立ててる。
ジャックニコ…
あらすじを先に読んじゃったせいか彼の顔を見るだけで悲しくなる。帰る場所があるのにそれを拒否する、愛してくれる人がいるのに愛せない人間は傲慢かもしれない。その代わり、ずっと悲しさを背負っていかなきゃい…
>>続きを読む真ん中で若干ゾーンアウトしてしまったのは、脈絡がはっきりとせず、テーマが形作られていくまでに時間がかかる映画だからではある。けれど後半に入ってからそれは見事に浸透し始め、終わる頃にはハッとしてしまう…
>>続きを読むとにかくエンディングが衝撃的で忘れられない映画。初見時はほぼ娯楽映画しか見ていなかったこともあって、こんな終わり方があっていいのかと感じた。
哀れながらも憎めない主人公を演じたジャック・ニコルソン…
ボビーは決して捨て鉢な訳ではない。自分をどうしても愛せなくて、心の拠り所を探しても見つからなくて、苦しくて苦しくてもがいている。心の奥底を吐き出せるのは会話の出来ない父親だけで、その本心に対しての向…
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