No.509[自分が嫌いな人間は他人を好きなんかなれない] 90点
能力があるのに向き合わないというよりか、能力があるからこそ向き合わないという表現が正しいように思える。中途半端に能力があると、そ…
車椅子姿の、今はもう言葉を交わすことが出来なくなった父親にボビーが語りかけるシーンがたまらないわけで、、、
「話せたら会話にならない」…「俺がいるとそこが悪くなるから、逃げ出すだけだ」…「俺にで…
なんとも表現の難しい作品。
1970年制作、ジャック・ニコルソン主演のアメリカン・ニューシネマ。
当時、ジャックは30代前半なのに、額のシワがそれ以上の年輪の深さを感じさせる。それが彼の色気でもあ…
ボブ・ラフェルソン1970年監督作品。製作総指揮は「イージー・ライダー」のバート・シュナイダーとリチャード・ウェクスラー。「白昼の幻想」「ワイルド・エンジェル」の脚本家でもある「イージー・ライダー」…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
好き
主人公と自分を重ねてしまった
共感できる人もできない人も多いだろう
居場所がないが、誰かと居場所を作る気にもなれない
どこに行っても腑に落ちないのは自分自身の中途半端さゆえか
時間が解決してく…
どこにも馴染めず、家族も恋人も仕事も簡単に捨ててどっかへ行ってしまう男ボビー。「俺は疫病神さ、俺がいると物事が悪くなる。だからそうなる前に逃げ出すのさ」って、どんな境地なんだよボビー。最初はただのナ…
>>続きを読む若い日に見た時の状況もあり、点数が甘いかもしれない。でも、ボブ・ラフェルソンにとっても、アメリカンニューシネマにとっても、この作品が最高傑作なんじゃないのかなあ。
ここではないどこか、を常に求め続…