傑作と聞いていたけれど、あらすじを読むと1950年代の松竹映画みたいで、配信されても躊躇していた。のだけど、作者山内マリコへのインタビューを聞いて、キャピキャピしたフェミニズムに惹かれて、見た。
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バイオリニストの「女を分断する価値観」についてのセリフが結構好きだった
その他の心にグサッとくるセリフはこれからも頭の中片隅に残りそう
階級の差は恋愛や結婚だけではなく友好関係にも表れていてそれぞ…
このレビューはネタバレを含みます
どんな生まれでも、いい日もあれば悪い日もある。
東京の松濤に生まれ育った名家の娘・華子と富山の田舎町出身の美紀。ひとりの男を通して、出会わないはずだった二人の運命が交差する。
"悪意"を持った人…
印象的だったのは、
華子と美紀が再会したあと。
幸せとはなにか悩んでいる華子にとって、
狭いし綺麗ではないけれど
自分の力で生きてることが伝わる
美紀の部屋が、忘れられない場所になる。
「どこで…
コンプレックス逆撫で系映画と思いきやじんわり暖かい映画だった。それぞれの階層で自分らしい生き方を、尊重しあえる世の中がいいな。貴族階層と庶民階層が交わった時のあの強烈な違和感というかカルチャーショッ…
>>続きを読む©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会