このレビューはネタバレを含みます
ラストシーンの、トラックの荷台に乗り込んだ主人公をカメラが捉えているけど、次第に夜の闇にのまれて車の光の流れに消えていく映像とても良かった。
最後の、カメラの動きが止まって、車の光の点の流れだけを抽…
原田美枝子、美しすぎる。
登場人物それぞれの背景にあるものを自然と想像できたし、戦後そして学生運動も背景に見えた。途中で度々流れる音楽が爽やかで、尺の長い血みどろシーンとのギャップがすごい。タイトル…
本作と『太陽を盗んだ男』の2本しか撮っていない伝説の監督・長谷川和彦のデビュー作。
スナックを営む青年・順は、実家に帰った際に父親から恋人のケイ子を悪く言われ、衝動的に父を刺し殺してしまい..…
当たり前だけど皆さん若い。カット変わった瞬間血だらけの死体姿になってるのも怖かったし死後の顔怖かった。色々あったあとの夕方の帰り道にかかったゴダイゴの曲もエンディングもがすごいよかった。エンドロール…
>>続きを読む順「いちじくはあった」
父「なかった!」
順「…あったんだよ…。」
ここのやり取りが好きすぎて3回巻き戻しました。
やり場のなさ、めっちゃ好き…。
父の死に顔を見た瞬間、榎本俊二さんの描く死に顔と重…
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1982年 4月 3日 てあとる西新
併映:太陽を盗んだ男
撮影:鈴木達夫
音楽:ゴダイゴ
1981年12月 9日 西南会館大ホール
1980年 5月21日 日立ファミリーホール
1…
このレビューはネタバレを含みます
『太陽を盗んだ男』とこの作品しか撮っていない長谷川和彦監督のデビュー作。
水谷豊演じる主人公がひたすらウロウロしてる映画。
彼女の方は演技がめちゃくちゃ下手だけど味がある。そしてもっとイカれた女か…
故人に何の恨みもないが日本の女優で市原悦子さんが生理的に一番苦手だ。
本作は、その市原さんが最高濃度で市原悦子してる作品。
水谷豊はこれでキネ旬主演男優賞を獲っていて確かにいいのだが、40年以上経つ…
【1976年キネマ旬報日本映画ベストテン 第1位】
監督デビュー作にしてベストワンに選ばれた長谷川和彦は『太陽を盗んだ男』を最後に映画界から消えてしまった。中上健次の短編小説『蛇淫』を原作に田村孟が…