このレビューはネタバレを含みます
ノヴォチェルカッスク虐殺を描いた作品。
まずは“フルシチョフ政権下のソ連”という舞台設定が興味深かったですね。
食料不足に賃金カット、そして労働者によるストライキと、共産主義社会とは思えない事態の…
気の強い共産党員の女性が、娘を死に物狂いで探す話。
なんとなく「アイダよどこへ」のノリを思い出しつつ、とにかく超超超超無骨な作りで、さらっと観ていれば一瞬で睡魔に誘われるだろう。かろうじて寝なかっ…
そういえば、実はいまだにスターリンを崇拝するヒト達がいる……というのを、モスクワ在住の知り合いから聞いたことがありましたね。確かに、戦勝国となり欧米と肩を並べるという偉業を成し遂げたスターリンは人民…
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備忘録
◾️ノボチェルカッスクとドン・コサックを知る事が出来た。
◾️KGBのスナイパーの持ってたライフルがオズワルドが合成写真で持っていたそれに形状が似てると思った。
◾️子供が殺されて悲しみのド…
1962年、ソ連の地方都市ノボチェルカッスクで実際に起こった市民虐殺事件。共産主義国で労働者のデモは国の恥になるということで、暴動を起こした市民に銃を向け、死者は100人に上るとも言われている。30…
>>続きを読む1962年のソビエトで起こったジェノサイドを、冷たい怒りをもって描ききった作品。
スターリンからフルシチョフに政権が移った後、物価高騰や賃金の低下で人々は生活苦に喘いでいた。
そんな中、鉄道機関…
1960年代、戦後のソビエトでの市民と社会主義を押し進める政府との対立を一人の女性党員を通して描いた作品。
色々と感じ入るずっしりとした作品でした。
ロシア、体制が変わっても今も昔も中身は変わってい…
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