「共産主義以外に何を信じればいいの?」と言ってしまうほどにそれに染められた女性党員。ストライキデモに参加した娘は行方不明に。
体制の中で誰もが疑問を感じながらもそれぞれの役目を果たすべく動き続ける…
第77回ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞。
アンドレイ・コンチャロフスキー監督作。
傑作『映写技師は見ていた』(1991)では独裁者スターリンの恐怖政治を一人の映写技師の視点で描き切ったロシアの名…
このレビューはネタバレを含みます
娘の安否が分からず誰にもどこにも助けを求められず、自力で探さなければならない、自信も共産党員の母親。
こんな理解不能な虐殺があったのだと思うと驚きと共に怒りが込み上げる。
この母親の苛立ちや悲しみが…
1962年ソ連で起きたノヴォチェルカッスク虐殺事件を描いた作品。凄惨な事件を引き起こし全てを隠ぺいする流れが国家目線で描かれるのが印象的。決定打があるわけでなく、起こるべくして起こった冷徹な空気に恐…
>>続きを読むフルシチョフが政権握っているころのソ連で起きたノヴォチェルカッスク虐殺が題材のエンタメ映画。
スタンダードサイズのモノクロで、画作り、撮影に凝ってて、映像がめちゃきれい。
•食糧難になりはじめたころ…
DEAR COMRADES! 2020年アンドレイ・コンチャロフスキー脚本監督作品 モノクロ 121分。実話がベース、1962年6月1日から始まる ソ連南西部の町が舞台。フルシチョフ政権下でインフレ…
>>続きを読むTSUTAYAであと一本借りようとしたところでタイトルに惹かれて借りた今作
あらすじもほとんど見ずに手に取って、戦争ものかと思いきや、最近の作品のはずなのに白黒だし冒頭から1962年〜って始まった…
TSUTAYAの会員更新した時のサービスクーポンでレンタル。なんで、こんな辛い作品レンタルしちゃったんだよ私と思ってしまった内容だった。いや、でも世界史にほんとに疎い私なので、この映画(事実に基づい…
>>続きを読む1962年6月1日、ウクライナ国境近くのソ連南西部の機関車工場でストライキが勃発した。そんな中行方不明となった18歳の愛娘を、母親は探していた。実話に基づくヒューマンドラマ作。主人公自身が、共産党員…
>>続きを読む© Produced by Production Center of Andrei Konchalovsky and Andrei Konchalovsky Foundation for support of cinema, scenic and visual arts commissioned by VGTRK, 2020