説話上に仕掛けられた魔法が、普通のイメージを普通のイメージのまま驚くべき感動に変えている。いや、イメージを変えたというより見ること自体に作用しているというべきだろう。
長すぎることへの不満より画面…
冒頭の数分の明転、物体が画面に映り込む(画面に物体を引き寄せる)テンポから比類なき才能を見せつけられる。
画面の中の全ての存在がそれぞれの間で息をしていて、音楽が映像に波をつけ、ナレーションが物語…
あらかじめすれ違う事が決められていた一目惚れの二人が再び「再会」する迄のお話なのだが何一つ一筋縄ではいかない。なんせ二人は「呪い」にかかり、再会を誓った翌朝起きたら容姿に能力まで変わってしまう。それ…
>>続きを読むフィルメックス2021のコンペに現れた大傑作。コベリゼは、映画の様式を厳格に堅守しながらも、偶然と変容(身体)、忘却、そして労働(それは知識でもある)と歴史という重要な政治的図像を軽々と越境しながら…
>>続きを読むジョージア出身のアレクサンドレ・コベリゼ監督作。
ジョージアのリオニ川の河畔に広がる都市クタイシを舞台に繰り広げられるちょっと不思議な物語。
東京フィルメックス: 最優秀作品賞
ベルリン国際映画祭…
遊び心ある編集と撮影が堪らない。ブルジットジョブとしての鉄棒やクッキー3枚食いが市民に親しまれるサッカーと同等に遊戯へと転じていくことにこの作家の軽やかな批評性が宿る(どれも時間制限が生じる遊戯であ…
>>続きを読むフィルメックスオンライン鑑賞。かなり長い映画で謎なシーンが多かったけど、観客に話しかけてアクションを求める斬新なシーンは面白かった。
物語がどうなるかは映画監督出てきたあたりでもしやと思ったけどそう…
一目惚れに落ちた男女が、呪いにより見た目が変わってしまい、互いが互いを待ち続ける話。
リズミカルで物哀しい音楽に乗せて、ナレーションが御伽噺のように話を進めていく。ジョージアの風景や人々の生活が映…
© DFFB, Sakdoc Film, New Matter Films, rbb, Alexandre Koberidze