劇場で鑑賞
五輪の影で消された霞ヶ丘アパートに住む住人たちに密着したドキュメンタリー
ナレーションやインタビューが無く、住人たちの日常や生の声をカメラを感じさせない撮り方で記録していく
国や都が如…
青山真也監督によるドキュメンタリー。
1964年、オリンピック開発のために、国立競技場に隣接して建てられた都営霞ヶ丘アパートが、今度は2020東京オリンピックのために移転が決定、そこに住む人々の姿を…
日が暮れたあと、ぽつぽつと明かりの灯るアパートを外から映したショットが好き。
そこに確かにあった人々の暮らし、人生、それをこうして映像に残してくれたことに感謝したい。
五輪があれば、その華やかな祭典…
東京オリンピック開催に賛同はしなかったが、この映画にその闇を描く力はなかったと思う。
残酷な言い方をすると、各地の公営住宅では老朽化や都市計画をもとに立ち退き
、住みかえを余儀なくされる事案はあるの…
1964年東京オリンピックを機に建設された公営住宅の都営霞ヶ丘アパートは2020年東京オリンピックのために取り壊されることになった。住んでいた住人は立ち退きを余儀なくされた。中には64年のオリンピッ…
>>続きを読む国の公式で放映すべき映画である。
2015年末から2017年までの引っ越しで23人が亡くなっている。
青山真也×元住人神野さんトークメモ
2度のオリンピックで5回動か「された」
。87歳と9ヶ…
どこで生まれてどんな経歴でどんな人生を送って来たか。
それらをいっさい明かさないドキュメンタリー。
本作は、ドキュメンタリーの肝ともいうべき個人の歴史を、見事にそぎ落とす。
都営霞ヶ丘アパー…
淡々と切り取られる生活が生々しく現実を記録し、主人格不在のまま流れる時間がオリンピックによって社会的弱者の立場へ強いられる人々をアパート=老人コミュニティとしてスクリーンに映し出される。現代と今後の…
>>続きを読む国立競技場に隣接した都営霞ヶ丘アパートに住んでいた老人たちが、東京2020オリンピック等に伴う再開発ために、長年住み慣れたアパートを追い出される過程を淡々と捉えたドキュメンタリー映画。
前回の東京オ…
©Shinya Aoyama