渋谷のユーロスペースにて鑑賞。
人狼ゲームで惹かれた熊坂出監督の最新作。
今作でも随所に散りばめられたドキュメンタリータッチのカメラワークが秀逸。
パンフで見たら人狼ゲームの時とはカメラマンが違うの…
このレビューはネタバレを含みます
とにかくシーンが長いと感じることが多々あった。冒頭の入学式のシーンからそう感じた。尺を使う割に伝わってくる量が少ないという、コスパの悪いシーンの積み重ねだ。
そのくせ、主人公の性格形成の過程が全く深…
「前ならえ!」させる日本の教育に反発している不器用で頭でっかちな主人公が、色々なプリテンドを重ねながら成長していく物語。
自分がついた嘘の制裁を厳しくくらいながらも、この日本で前を向いて生きていく…
少しでも世界を良くしたい、みんなと同じことをしたくない、好きなことをしたい、嫌いなことをしたくない、などなど誰もが、特に若者が少しでも思っていることや不満をまとめて、爆発したのが花梨なのかなと思った…
>>続きを読む9月にぴあフィルムフェスティバルで観た作品が一般公開が始まったの機に感想を載せることにしました。
観終わった後の率直な感想は?
プリテンダーズの行動に共感できるかどうかは意見が分かれるが日本映画…
僕らはみんな、少なくともちょっとずつはプリテンドしながら生きているし、思春期なんかは特にそうだとおもう。だからこそ、もっとそれぞれの人間を深掘りしてくれてもよかったんじゃないかって思う。花梨ちゃんの…
>>続きを読む主演の小野花梨が圧巻だった。
熊坂監督のおっしゃってるその場その場で相手を観察すること、感じることの大切さが痛いほど伝わってきた。
最後のシーンはなんで泣いてるかわからなかった。
心に少しの隙間…
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