正直なところ心に深く響く作品とはならなかった。映画としての完成度や俳優陣の演技、演出には高い水準を感じた。しかし、テーマの扱い方や視点に大きな違和感を覚えた。
まず、当たり前だがこの映画はアメリカ…
「オッペンハイマー」という人物に主眼を置きつつ、核分裂(カラー)と核融合(モノクロ)というテーマを軸に、それに関わる人物の思惑を巧みに取り込みながらクリストファー・ノーラン監督独自の世界観が展開され…
>>続きを読む「マンハッタン計画」「トリニティ実験」少なくともこの2つは理解した上で観た方が良いです。
単純に、原爆って危険だよねって話ではなくて、なぜ彼らが核爆弾の開発をしなければならなかったのか、それを成功…
原爆の生みの親オッペンハンマーの栄光と影を史実を基に描いた伝記的歴史ドラマ。
クリストファー・ノーランが監督を務め、キリアン・マーフィが主演、エミリー・ブラント、ロバート・ダウニー・JR、オールデ…
原爆に関連する物語である点が少しマイナスイメージの先入観がありましたが、
クリストファー・ノーラン監督作品ということと、作品のテーマは戦争や原爆が主ではなく
「原爆の父」として知られるロバート・オッ…
オッペンハイマー博士の愛情
映画自体が核分裂している。
アクションが撮れないと言われるノーランの映画は映画自体がローリングしていた。
オッペンハイマーをアメリカの自己像として描いている。だから『…
善悪のもつれあいがすごく複雑な映画でノーランらしかった。アメリカ人のオッペンハイマーへの評価がそうであるように、鑑賞者(私。n=1)の映画や作中でのオッペンハイマーへの好感も乱高下する。なんか毒林檎…
>>続きを読む© Universal Pictures. All Rights Reserved.