二つの殺人を描いた作品。
10話からなるドラマシリーズ、デカローグの一つを再編集して劇場公開された映画。
殺人シーンが長回しで生々しく、初めて観た時は具合が悪くなりそうなくらい衝撃的だった。
黄色み…
超越したサイコパスではなくて孤独と愛にもがき苦しむ主人公だからか、かなり感情移入してしまった。
長回しによる殺人、処刑シーンは痛々しくて圧巻。人と人が交差するタイミングで人生は大きく変わる。無情。
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なんだよこの色彩感覚、狂ってんなまじで。しかし3人の登場人物を立てるだけで、どうしてこうも世界が浮き立つんだ。2回目見返すとさらに怖いし巧い。雑巾や石ころのように、誰にだって均等にそれは降りかかって…
>>続きを読むクシシュトフキェシロフスキ監督による十戒をモチーフにした鬱々たる10話の名作ドラマ『デカローグ』。昔から大大大好きなのだが、その中の「汝殺すことなかれ」篇を元の1時間から90分ほどの劇場版に編集し直…
>>続きを読むキェシロフスキーは死刑廃止論者?
ネズミと猫がそのまま登場人物の役割を担い、冒頭で示唆するシーケンスでもって、ストーリーが進む。
ネズミをいじめる猫をいじめる子供。
それぞれが置き換えられて説明され…
カフェで、窓の外にいる少女たちに向かってクリームを飛ばすイタズラをして彼女たちと微笑みあう男の顔が無邪気でかわいくて、そしてとても醜い。窓にこびりついたクリームの醜さに気づいたときにはもう遅すぎたみ…
>>続きを読むこの映画は、完全に鬱映画のジャンルに分類されると思います。
重い、、ただひたすらに重かった・・・
命の価値について1つの殺人事件をベースに問われたような気がします。
それを独特のフィルターにかけ…