当時の少し異常な日常とそこに生き生きと生活する人々。
特に銃殺刑の話から女の子2人で化粧をしあうシーンは美しかった。
終盤に向けて一気に時間が進んでいて(チャンジュンの髪の毛が時間を表してる)そ…
『站台』という風情溢れる原題を持つ中国映画『ブラットホーム』は、中国史上最も不鮮明の塊だった改革開放政策発令から天安門事件までのおよそ10年間を、しっかりとした(手触りと気配)で鮮明に描出した掛け値…
>>続きを読む久しぶりに再鑑賞したけれど、やはり面白かった。80年代の中国の地方都市を舞台に4名の若い男女を中心に社会や文化の変化を客観的に見つめたもの。取り立てて大事件は起きないものの、ファッションや音楽などか…
>>続きを読む残らざるを得ないもの。選ぶことができないもの。
ジャ・ジャンクー出身の山川省汾陽(フェンヤン)を舞台に、4人の若者たちを描く。
毛沢東のもと理想へと走り続ける中国だが、走り出した中国を追い続けな…
このレビューはネタバレを含みます
初めてのジャ・ジャンクー作品。監督の出身地、汾陽から、1980年から20年間を地続きで。今の中国を知る上で観ておきたい生活者の記録がいろいろ。ショットは、どこを切りとってもカッコいい。
ラストカット…
ジャ・ジャンクーによる"旅芸人の記録"
"文化に従事する頭脳労働者"4人の若者たちの青春。みんなで道中歌う。固定カメラによる長回しのロングショットで、まるで記録映画でも見ているか、自分もそこにいる…
画面内に複数の動きがあって、カメラがパンした先に物語が拡張される。歌と踊り、観衆と演者、個人と群衆。女の子2人が銃殺刑の話をした後にタバコを吸って眉毛を書く。「警察は処刑者の背後から発砲するらしい」…
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