なんて美しい映画だろう。
ささやかで、ひそやかで、つつましく、
静かなる言語で語られるこの映画に心を奪われ続けた。
現代インドで生きる女性たちの憂いを、
淡く滲むような色彩で、静謐なサウンドで寄り添…
現代インドのプロレタリアアート映画。
物語の中心にはムンバイで暮らす3人の女性がおり、それぞれが社会の規範や慣習に縛られた生き方を余儀なくされている。
プラバは社会的規範に従ってお見合い結婚を選ん…
目を閉じて思い出されるのは「風」の姿だ。窓のカーテンを揺らす静かな夜の訪問者。それが画面いっぱいにしっとりと満ちて主人公たちを優しく包み込む。その窓辺に座りスマホの明かりで贈られた詩を読むシーンも美…
>>続きを読む「優しさに満ちた感動作」って売り出していたけど、全然優しくなくて、私は辛いな...って思うことの方が多かった気がする
インド女性の環境とかがメインなんだろうけど、自由恋愛や宗教だったりと日本人の自…
タイトルに惹かれて鑑賞。
インド映画なのにフランス映画のような雰囲気は好み。
3人の女の、人生のままならなさを描いた作品。
大多数の日本人には縁の遠い、「宗教の違い」が取り上げられてて興味深かった…
内面描写を重ねる丁寧な演出に加えて適時に入ったモノローグで状況説明もされててすっごい話しがわかりやすい。本作が長編デビューというのにこの手馴れ感がパンチ不足な印象を持たれかねないほどインド映画ってよ…
>>続きを読むカンヌで受けそうな映画ではある。わたしはキスシーンやセックスシーンを描かない多くのインド映画が好きだけど。この世のほぼ全てが西洋の評価、西洋基準で語られることにうんざりもする。
前半と後半では印象が…
(C) PETIT CHAOS - CHALK & CHEESE FILMS - BALDR FILM - LES FILMS FAUVES - ARTE FRANCE CINÉMA - 2024