そばにいてくれて、たわいもない会話をして、笑い合って、触れ合って、そんな日常の当たり前が、いかに素晴らしいものなのかを教えてくれる。
やはり軍事政権になったら国民はなす術がない。絶対にこれだけは避…
物語の前半では幸せな家族の描写が強調されているがゆえに、後半の内容がとても重く、鑑賞後にとてつもない虚無感に襲われた。
この物語が史実に基づくものという点が、何よりもエグい。
観た後にここまで心を抉…
軍事政権によって不条理な被害を被った家族の苦しみと強さ。
2025年アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した本作を見に行ってみた。
まず本作は1970年代ブラジルで実際に起きていた軍事政権による誘拐や…
1970年代、ラテンアメリカ、大家族、素敵な家、家政婦と子供たち、、、あらゆる要素から冒頭はローマを思い出さずにはいられなかった。
どちらも大傑作であるという点を含め多くの共通点がありながらも、だ…
幼少期、1970年代後半のブラジルに住んでいた母に誘われ、一緒に鑑賞。土煙をあげて走るフォルクスワーゲンと思い思いの格好をした老若男女で賑わうビーチが眩しい、絶望の中にも愛の暖かさを見出す家族の映画…
>>続きを読む冒頭のシーンから幸と不幸が見え、次第に国からの軍事的で理不尽な処罰が与えられ、希望の見えない生活が当たり前のようになってくる。
主人公であるエウニセを演じたフェルナンダ・トーレスの泣きのシーンを全カ…
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