原作のあとがきで、井上ひさしがこの作品は演劇的空間というのを意識していて、それを成立させるために死んだはずの父親を登場させたというようなことを書いている。
この映画は原作に忠実にそれを成立させている…
井上ひさし原作の戯曲の舞台を、映画化した作品。
ほぼ宮沢りえと原田芳雄による会話劇で、舞台らしさを残している。
映像化の必要があったのか?と問われれば答えは難しいが、これはこれで静謐な雰囲気で戦争の…
【罪悪感と内なる対話】
8月なので原爆関連の映画を観てみようと『父と暮せば』を観た。本作は山田洋次『母と暮せば』の元ネタでもあり、あちらは二宮和也の怪演が魅力的な作品であった。
先日観た『ドイツ・…
舞台の映画化ということで動きがほとんど無く、会話だけで進んでいきます。
生き残って申し訳ないという感情は、日本人ならではのものでしょう。
父の幽霊と娘の対話がほとんどなんですが、もしかしたら父の幽霊…
フラッシュのマグネシウムも雷鳴も。一万二千度という太陽ふたつ分の火の玉を同じ人間の六百メートル頭の上に。音速を超える爆風で街中の割れたガラスが飛んで来て針鼠にされる。高熱で瓶はホルンのように曲がり時…
>>続きを読む素晴らしかった、こちらも井上ひさしの舞台劇の映画化でほぼ二人芝居。原爆で父や友人を亡くした負い目を持って生きている娘の宮沢りえは図書館に勤めてるが原爆の資料を集めている青年木下に引かれるのだが過去を…
>>続きを読む広島の原爆忌だから
原爆資料館で見た視覚的にショッキングなものでは無く、宮沢りえと原田芳雄の演技と語りで凄惨さや、おぞましさを表現していると思う セリフ量が膨大
途中で気分が悪くなって少し休憩し…
「父と暮せば」パートナーズ