完全に好きなタイプ。
市井の女の哀愁は、自分と重ねてしまうからなんか苛立ちながらもすごい見てしまう…
がつんと言いたいし、言葉は用意できるけど、実際口に出せないのはよーく分かってるし、万が一発…
このレビューはネタバレを含みます
本日11月23日は樋口一葉の命日である。ちょうど原作のほうも読み終わり、頭の整理がついたところだったので、映画も観ておきたいと思い鑑賞するに至った。享年25歳。今の私と同い年で女流作家の大家となり、…
>>続きを読む2021/9/23
樋口一葉の小説を基にした全3話のオムニバス映画。「第一話 十三夜」の主人公は丹阿弥谷津子で、過去に想い合っていた人との邂逅を描く。が、二人ともが気持ちを口にすることはなく、互いの…
画面手前と奥に人物を配置して奥行きをもたせる。或いはストーリーテリング。まるでそれこそが映画とでも言うように。そして挿し込まれるクロースアップに漲る緊張感。個人的には飯を食う汚さに宿る生命力が良かっ…
>>続きを読む一作家原作のオムニバス映画ってポーとかラブクラフトとかキングとかが多いのでこんなの珍しい。三遍とも明治女性悲哀大全って感じだけど、この頃の熟練映画職人達によるセット照明美術の妙技がたまらない。久我様…
>>続きを読む【1953年キネマ旬報日本映画ベストテン 第1位】
『東京物語』『雨月物語』を抑えキネ旬1位を獲得した作品。監督は『青い山脈』『真昼の暗黒』などの名匠今井正。タイトルは『にごりえ』だが、「十三夜」「…
女流作家ならではのドロドロした女心を、男性監督が美化して描くことにより、芸術作品に仕上がっている。リアルを追求するってのは美醜の塩梅が難しいからねえ。美しすぎるのも嘘っぽいし、醜い感情むき出しっての…
>>続きを読む樋口一葉のオムニバス
【十三夜】
旦那の女遊び、モラハラに耐えきれず、息子の太郎を置いて身一つで実家に帰ったおせき。
母は嫁ぎ先に怒り家に置こうと言うが、父は辛抱をしろと言う
「あれだけ若くてやり…
高田馬場・ACTミニシアターで鑑賞。
オムニバス映画は、3本の短編映画を続けて観たという印象であった。
この映画を観た直後、「何故この映画がキネ旬1位?」と思ったりした…。
……と「当時の映…
「にごりえ」(1953)
文学座と独立プロ新世紀映画の提携作品。文学座オールスターキャスト。北村和夫さんが若い。岸田今日子さん神山繁さんはクレジットもない。
映画は3つの話のオムニバス。「十三夜…
独立プロ名画保存会