恥ずかしながら成瀬巳喜男作品は初。良いなぁ、こんなささやかなドラマを映画化できて。当時の女性の幸福論的まとめ。表情にクローズアップして心の機微を見せる、教科書みたいな編集。代わり映えのない日常を描く…
>>続きを読む天然美男子、夫な上原謙さまに萌えまくる。わがまま放題な姪っ子に乱されまくる原節子のピキッていうところも人ん家だったらたまんなく面白い。実家の杉村春子ママの優しさに、戦後のつつましな暮らしっぷりは大好…
>>続きを読む「女房いじめ、お袋いじめ、おなごの一生ゆうて威張れるんわ、娘のときだけだんがな」のセリフに集約されるおんなの生き方カタログ。怖いもの知らずに振る舞う我がままな姪も、所詮は「刹那の娘時代」を謳歌してる…
>>続きを読む今、この時代に観ても十分共感できる部分が色々。
とにかく、さと子には腹が立つわぁ…。
妹の旦那、よく言った!!
最後の方の原節子の高笑い(あれは嫉妬の笑い?それとも勝ち誇った笑い?)が怖くてゾッとし…
喧騒のなかの静謐さ。それがなんとも愛らしい。
また女性映画としては、家出、そして家庭への回帰を描いている。女性の社会進出をほのかに感じさせながら、保守的な価値観を再発見させる、戦後特有のバックラッ…
フラフラしている人に憧れるのは結婚するまでなんだネ。しかし、夫には魅力を感じず会話もてんで弾まない。それでもやっぱり結婚相手はそんな人の方がよいということなのか。言語化や論理化を避けてきた文化の根深…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
「台所と茶の間と、女の命はやがてそこに虚しくおい朽ちていくのだろうか」「結婚てこんなことなの?まるで女中のように…朝から晩まで、お洗濯とご飯ごしらえであくせくして、たまに外へ出て帰ればやなことばっか…
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