歌舞伎の幽霊役で名を馳せた小幡(こはだ)小平次の怪談噺をアレンジ。中川信夫監督、77歳の遺作です。
小平次が愛憎のもつれから殺され、幽霊になる。幽霊役がうまいから、生きてるのか幽霊なのかわからない…
中川信夫監督の遺作。3人芝居。
小気味良いリズムとおどろおどろしさがある中での日本古来の美も堪能出来る作品に仕上がっている。そこに調和する宮下順子の美しさが冒頭から炸裂。
2人の男性による女性の奪い…
幼なじみの3人、今ではおちかと太九郎は夫婦、小平次はおちかに横恋慕。
小平次はおちかに「俺の女房になってくれ」と何度も言いにくるが、おちかはつれない。小平次の気持ちを弄ぶよう。でもどこか嬉しそう。
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U-NEXT
夏なんで怪談を。
とはいえ、四谷怪談的なヒュードロ系とは異なる、シュールな作劇。
なのだけど、流石怪談映画の匠中川信夫、行水するおちかのショット、蚊帳越しの暗闇、インサー…
1982年公開。ATG作品。原作鈴木泉三郎 。脚本監督中川信夫。なかなか観に行けなかった作品。国立映画アーカイブ「1980年代日本映画――試行と新生」での一篇。
登場人物は三人。年増の匂いをプンプ…
図らずも石橋さん出演のATG作品ハシゴとなった。
遊びで芝居するとき藤間さんが本格的なのに対して宮下さんの素人ぽいのも萌えるし首元のセクシーさやばい。
台詞回しにも惹かれるけど石橋さん時々聞き取れな…
当然、公開当時の新作邦画年間ベストテンに入れた。歌舞伎の演目みたいで近代以降の作らしいが、一回目の映画化もかなり高名で、青柳監督の語り口も巧みな秀作(単なる話の弾み方なら、流石に脂の乗り切った…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
初ATG映画。国立映画アーカイブにて。
怪談、とあったので、ユーレイ映画と思いきや少し違った。
和製ファムファタルな雰囲気。
この映画はもともと、横尾忠則のポスターで知ったのだが、見終わってから…
ATG低予算で撮られた怪談もどき映画。売れない狂言作者太九郎と女房のおちか、歌舞伎演者の小平次の3人。共に寺子屋時代からの仲良し仲間だが小平次はずっとおちかに恋してる。高じて亭主を殺して一緒になろう…
>>続きを読む【1982年キネマ旬報ベストテン 第10位】
『地獄』『東海道四谷怪談』などの怪奇映画の名手として知られる中川信夫監督の遺作。
全て固定カメラで撮られカメラは一切動かない。実に静的でありながら死ん…