難解。哲学的。
ギリシャ国境の町、人間の物語。
国境とは何か。国家に守られながら、そのルールから人間がはみ出すのが必然ならば、その時、我々はどこに向かえばよいのだろう。国境の向こう側からやって来…
明日9月28日はイタリア最高峰の名優マルチェロ・マストロヤンニのお誕生日です。
存命ならば93歳に。
衰え知らずのマストロヤンニが晩年に出演したアンゲロプロス作品「こうのとり、たちずさんで」
つ…
真理なのだろうけどまだ絵で見ることしかできないので、これまた爆睡。タルベーラ彷彿。
「一線」が常に引かれていた映画だった。
人々はそれを越えようとも動かそうともしないが、無意識のうちにそうなるってと…
今作もアンゲロプロスらしい奥行きのあるカットに魅せられた。国境の川を挟んだ結婚式が今作の最大の見所。
アンゲロプロス国境三部作を見終えて。世界から国境が無くなれば、果たして人類はより幸せになれるの…
国境の街。移民の待合室。
何も語らぬ難民。争うのがクリスチャンとムスリムなのか、クルドとトルコなのか。誰にも分からない。
この街を流れる空気感が素晴らしい。
閉塞的で、空気は冷たく尖っていて、永…
監督は語る。
この物語は追放を意味している。難民などの外的なものだけでなく、内面という点で自分自身を異邦人のように感じる。実存主義者と同じように。
心の中にある国境を越える。いくつもの国境を越えて…