あくまでTVレポーターという外部の立場だからこそ国を持たない人々の現状を客観的に把握することができる。
カメラを横に振る長いワンシーンワンショットの絵画的美しさは、川を隔てて行われた結婚式シーンが…
twitterでラストシーンが最高な映画ってタグのツイートを最近見かけたけど、この作品もラストの電柱整備(と途中の結婚式)の印象だけやけに残る映画だったな。
でも結婚式のシーンだけでも境界ってテー…
テオアンゲロプロスの作品は哲学的とはまた別の詩的な難解さがあるし、スッと理解することはほぼ無いんだけど"こうのとり"というメタファーを用いて国境を越えることの重大さを示しているのは面白い。国境に翻弄…
>>続きを読むテオ・アンゲロプロス監督の国境三部作、本作で完走。舞台はアルバニアとの国境を持つギリシャ北部の町。ストーリーは或いは判然としないが、テーマは明確に伝わってくる。国境の川を隔てて無音で行われる結婚式、…
>>続きを読むこの異様な光景を前にして、言葉には言い表せない〝何か〟は感じ取れる筈である。
『こうのとり、たちずさんで(1991年)テオ・アンゲロプロス』
カメラは遠距離から静止したまま一連の流れを捉えてる。…
長回しが長回しであると主張し、魅せすぎてしまうとそのくだりそのものが演劇の一場面としか思えなくなってしまう。今作に関しては、無言の結婚式やラストの電柱もどこか決まりすぎて、虚仮威しでしかない蜷川幸雄…
>>続きを読む若干テキトーに見てしまったせいか、なんだかよく分からなかった。でもアンゲロプロスだから嫌いにはならない。テレビ画面の使い方とか好き。
見せる長回しというより、一貫した空気を持続させるためのひたむき…
国境、家、旅、ダンス、などなど他の作品にもみられるものが登場するけれど、どの作品も見るたびに新しいし完成度が高い。自分と他人、イデオロギーの境界線、現実と内面、境界をこえたコミュニケーション、といっ…
>>続きを読む映画館で熟睡したのは10年位前か、以来久しぶりに。マルチェロ・マストロヤンニが失踪する理由と後に出会う夫人との邂逅がどんな意味があったのか、やはり分からないまま。『永遠と一日』に何かがどこかで繋がっ…
>>続きを読む