1936年製作の映画。小津安二郎監督はじめてのトーキー作品。
おつねとその息子である良助は母子家庭の田舎暮らし、貧しかったが良助が上京して中学〜大学まで進学するためおつねは一生懸命働いた。
やがて…
飯田蝶子さんを堪能出来る映画。こういう普通の庶民のオバちゃんをメインに据えた映画を普通に製作していた当時の松竹は本当に良心的だな。
編集のテンポが後の小津作品よりもゆっくりめで、シーン転換時の静物カ…
小津作品初のトーキー作品。
「父ありき」と通ずる母子の物語。
飯田さんの存在感がとても印象的。
息子が出世に向け奮起し、夫婦に流れる感情が見所、電話も普及していない時代ゆえに描ける、親子の絆が良か…
このレビューはネタバレを含みます
せつない。せつな過ぎる。
最後の同僚に嘘をついた後のお母さんの悲しそうな顔…。悲しくて泣くというより、胸が締め付けられて泣けなかった。
あと、自分だったら身を削って東京の学校に行かせたのに出世してな…
今とは時代も生活状況も全く違うから この映画の世界が理解できるようなできないような…。
早くに夫を亡くし、一人息子が上の学校に進みたいと思うほど優秀であれば期待しない方がおかしいけど。
親の期待…
これからの人間は学問を修めるべき、東京に出るべき…。田舎で「東京へ出る」と言い、夢を抱いていた「先生」が…、立派になっているかと思いきや、夢破れ?とんかつ屋になっている。到底学問のある人間には見えな…
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