日本のサイレント映画は音声版などではなく、やっぱり活弁で観るのが一番なのかもしれぬおはなし。
無声映画だからなのだろうか。これまで観た小津映画とは対照的に、動きの大きい作品だった気がする。
し…
坂本武の喜八を演じる喜八もの第一作。山田洋次男はつらいよの原型。
坂本武が床屋に貼られた根室の漁場の、人夫募集を、見て、北海道に向かう。
息子の病院代を、捻出するために。
この時代は北海…
1933年の小津安二郎作品。下町庶民の喜劇。小津サイレントで一番好きかも。心の機微を見せる細やかな演出の妙。親子愛と人情の温かさに泣ける・・・。突貫小僧の表情もいいんだけど、坂本武のキャラクターが素…
>>続きを読む情に厚いがモラルや倫理感に欠け悪い結果につながる行動をしてしまう喜八(坂本武)は、ジョン・カサヴェテス『こわれゆく女』におけるピーター・フォークを彷彿とさせる。
ショットが非常に安定しており、『非常…
小津安二郎監督、1933年のサイレント。
まさにこれは「男はつらいよ」の元祖!戦前の小津作品を観るのは5本目だけど、その中でも完成度はピカイチだと思う。笑えて泣けて暖かい、最高でした^_^
なんと…
いわゆる喜八ものの一作目。
コチラはキング・ヴィドア監督の「チャンプ」の翻案だが、見事なまでに小津作品になっている。
基本的にはコメディ映画だが、親子の交流にハッとさせられる部分もあり、親子映画と…
トーキーを通ってる未来人からしたら台詞がどんな感じで発せられてるかきこえるしここでこんな感じの流れてるだろうなって曲もきこえる。実際に台詞がきこえなくても台詞がきこえるときと変わらない演出をしてたっ…
>>続きを読むマツダ映画社