【 怪獣? の出番が少ない異色特撮映画 】
「宇宙怪獣ガメラ」ならぬ「宇宙大怪獣ドゴラ」、どんな凄い着ぐるみの怪獣が現れると思ったのだけど…
本多猪四郎(監督)と円谷英二(特技監督)の組んだ特撮…
色々な怪獣映画見てきたし見てなくても図鑑とかで大枠くらいは知ってるものとか多いけれど、本作はマジで中身を知らなかった。というか存在を大学生なるまで知らなかった。
で今回初めて見てみると結構面白かった…
怪獣騒動と宝石強盗を追う刑事達の活躍が同時進行で見られる作品。
ポスター画のドゴラはクラゲ怪獣の様に見えますが、実際には放射能によって突然変異した宇宙細胞とのことです。雲に紛れて体をユラユラと揺らし…
ダイヤモンドを食べる不定形の宇宙怪獣が現れる。
非動物、非人間の珍しい怪獣もの。扉絵の様なのとはちょっと違うが、見せ方でうまく不定形の怪獣を描いている。
怪獣パートと人間パートのつながりが弱…
前例のない不定形怪獣をどうにかしてスクリーンに表現しようとする特撮の意気込みは良かった。水槽には無限の可能性がある。大橋を吊り上げる場面なんかも素晴らしかった。
一方で日活無国籍アクション風のドラ…
怪獣を冠にしていますが、ドラマパートの主軸が強く後半まで結構焦らされます。ただこれが悪いわけではなく「ウルトラQ」感が強い作風に感じ、楽しむことができました。
ドラゴのビジュアルと映像演出が秀逸で…
【「モンスター映画」でロジャー・コーマンっぽい】
「60年代の怪獣映画」というよりも「50~60年代のモンスター映画」。
『ゴジラ』『モスラ』『ラドン』『バラン』『ガメラ』よりも、どちらかというとロ…