彼岸花に投稿された感想・評価 - 39ページ目

『彼岸花』に投稿された感想・評価

tsubasa

tsubasaの感想・評価

3.8

初めて観る小津のカラー作品だったが、これが小津が見ていた世界だったのかと思うと純粋な感動を覚えた。
モノクロを彩色したような独特の色合いが美しく、まさに絵画的そのもの。アグファカラーというフィルムの…

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浪花千栄子・山本富士子親子の軽妙さに救われる。
こんな知り合いがいたら色々引っかき回されそうだけど、回り回って、何だかよく分からないけどあの人たちが来て一件落着したね、と思わせるしなやかさもある。

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Wednesday

Wednesdayの感想・評価

4.0

突然現れた娘の婚約者と結婚に素直に賛成できないお父さんが女性たちに丸め込まれていく様子が可愛らしい。

廊下の奥にある椅子と、当時の若い女性の服装が素敵。

箱根での戦時中の話題で、母親が、
『あん…

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s

sの感想・評価

4.3
見終わるまでずっとどきどきしていた
描かれる日常がすてき
すてきな会話にあふれた映画
赤いやかんや飲み屋のピンクの椅子やふすまの柄や着物の裏地などなどキュートなものに溢れていた

小津映画ってほとんどが家族がテーマだし、セットも設定も似ているし、一見すると同じ映画のように見える。

特に本作や『秋日和』『秋刀魚の味』と立て続けに観るとデジャヴを感じるというか、どれがどの作品だ…

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珍獣

珍獣の感想・評価

5.0

あの「東京暮色」の次がこの映画で本当に良かった。
図らずも、公開順で見ることができた。

カラー1作目。
小津の色遣いの白眉は赤色にあると思う。
(赤というか朱色だろうか)
ヤカンや電話などどこかし…

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marica

maricaの感想・評価

3.5

平山の言動を見ているとすごい時代だな…という印象しか受けなくても、これは1958年だから当たり前なのか。でも、それは既に古い考えであるということを周囲は言っているので安心する。女性陣が革新的で大人で…

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Fal2018

Fal2018の感想・評価

5.0
今回の親父は今までに見た小津映画の中でも断トツにイヤなやつだったな。(でもこういう奴いまでも一杯いそう)

背広の脱ぎ方ひとつでここまで語るってやっぱりすごい。
sawak

sawakの感想・評価

4.0

チャップリンが自身初の完全トーキー作品として『独裁者』、そしてあの演説シーンを完成させたように、小津が初挑戦のカラーフィルムにて劇中ついぞ登場しない『彼岸花』と冠した傑作を撮ったことの持つ意味を実感…

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親は自分の考えを子に押し付ける。昭和の人はそうだった。令和はどうなのだろう。
なんでも自分の思い通りにならないとすぐ怒る親。
山本富士子のナイストリックで一件落着。

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