ヴァンダの部屋の作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 18ページ目

『ヴァンダの部屋』に投稿された感想・評価

炙りでやってます。時折注射器です。しかし3時間は長いだろ。悪く言えば退屈、良く言えばジャンキーのゲットーライフへの透徹した眼差し。とかなんとかいっとけばカッコつくでしょ的な感じです。いかにこれが芸術…

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ひたすら写し出せられる絶望。
ストリートって簡単に言えるが、本当に虐げられ生きる人々のコミュニティ。
スクリーンを必要とする映画で、自宅で観たら途中で止めてしまいそうだ。
音が何とも素晴らしくて、壊…

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tk33220

tk33220の感想・評価

5.0

大傑作。煙草の煙や湯気などが立ち込めるロウキーの画面にライターや蝋燭の灯りが映された際の破壊力。屋外で無残にも解体されていく建物から生じる音が痛い。こんな状況をカメラに収めながら、撮られるクローズア…

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初ペドロコスタ。すごい。暗いなかに陰影の多様な変化を見せている外壁。開口部から僅かな光、そこから覗ける断続的な家具。建築の内側にいると感じさせられる。それは闇を生み出せるのは建築にしか成し得ない。そ…

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TaT

TaTの感想・評価

4.0

リスボンのスラム街が舞台のドキュメンタリー。

汚れた部屋、戸口に立つ人、通り過ぎる人などカメラが何かを追うわけでなく、ただ荒んだ日常の陰影を切り取るスタイルが中々印象的(多少の演出はありそうですが…

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「何も変えてはならない」がかなり好みだったので、続けて2作目のペドロ・コスタ監督。3時間の長尺。
ポルトガルの首都リスボン郊外、都市の再開発で取り壊されていくスラムの小部屋で暮らすヴァンダが、ドラッ…

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u

uの感想・評価

4.0

スクリーン上に響き渡る痰が絡んだ咳は喘息持ちの自分の母親を彷彿とさせるし、掃除をしながら口ずさむボブマーリーも自分の父親を彷彿とさせる。
飾り気のない生々しさが作品全体に染み込んでいるのがたまらなく…

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Zorba

Zorbaの感想・評価

4.2

初ペドロ・コスタ。
色々と考えさせられた。何ていうか登場人物全員が重い。存在の密度が濃い感じ。みんなまるで哲学者みたいだった。ヴァンダとかキャベツ売って、薬やってるだけなのに、どうしてこんなに「生き…

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やはり本当の「咳」はフィクションでは撮れないな、と思った。
ヴァンダがむせて咳をする場面が何度もあるが、どれもが本当の咳であって、劣悪な居住環境のもとで暮らすヴァンダにとっては日常的に起こることであ…

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yayay

yayayの感想・評価

4.0

フィクションとドキュメンタリーの境にある映画。スラム街の救いのない日常と破壊と闇の中にある美しさ。映画館のスクリーンで見たのがよかった。自分も部屋のひと隅にいて、ペドロ コスタ監督と共にヴァンダを見…

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