このレビューはネタバレを含みます
地主のわがままな娘が強姦され殺された。
小間使いは娘を憎んでいたことを後悔した。
地主は娘を殺した犯人の三兄弟に復讐した。
三兄弟の末弟はまだ年端もいかぬ子供だったので、地主の妻は憐れんだ。
娘が殺…
あまり好きじゃないタイプのベルイマン。
時代背景を考えれば相当ハードな凌辱描写や純粋な怒りのみが感じられる復讐描写こそあれど、根底にあるのは説教臭いキリスト教映画だと感じた。
ベルイマン本人も自覚…
イングマール・ベルイマン3大傑作選、アカデミー賞で外国語映画賞。
宗教的要素を多分に孕んだ作品。宗教には明るくないが、数々のモチーフが散りばめられていて、決して難しい作品ではないが重厚感が増してい…
本作は脚本がベルイマンではなかったからか、かなりシンプルで非常に見やすかった
その中でもやはり本作も「神の沈黙」が描かれている
無神論者、多神教の文化で育った身からすると、この映画が語る神とは何…
これは凄い。物語はシンプルなのに面白くて凄く引き込まれた。
まず画面が凄い。撮影や構図の美しさはもとより登場人物たちの顔が素晴らしい。特にマックスフォンシドーのまるでギリシア悲劇の主人公みたいなルッ…
聖書の記載にある如く、着る物(洋服)を心配した主人公の少女は悪(処女を奪おうとする大人たち)によって命を奪われてしまった。富んでいる者(少女の家族)は欺かれるし、金の内にあるものも主によって吹き飛…
沈黙せる神を描き、悪の重力、恐るべき混沌の世を残酷に示した作品。しかし、本作を観て、ベルイマンは神を信じていないと結論するのは拙速である。ラストシーンで湧き出た泉は沈黙せる神のほんの刹那なるしかし永…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
状況は少しずつ改善されているようだが、
それでも性暴力は終わらない。
細部は忘れてしまったので、もう一度見てから何か書きたい。
※最近読んだ、この勇気と知性ある素晴らしい女性についての記事を思い…
第33回アカデミー賞外国語映画賞。
イングマール・ベルイマン監督作。
娘を殺された父の復讐と魂の救済を描く。
教会に蝋燭を寄進しにいく途中、道端で出会った3人兄弟に強姦され殺される娘カリン。カリ…