初ミケランジェロアントニオーニ。斜めのパースで壁沿いを歩かせ、そこに若干の横移動を追加することでかなりアクロバティックなモーションを作り出している(アイスを食べる老婆が特にすごい)。
特筆すべきは…
このレビューはネタバレを含みます
既婚の自分にとってなんていうか…終始つらかったぁ。心が通じ合えないって一番悲惨ですよね。砂の上のシーンで心底悲しくなった。だって、一生平行線だと分かってしまったから。
だけどジャンヌモローが相変わら…
ジャンヌモローがただ街を歩いて、お婆さんが道端で俯いてなにかしらを食べたり、若者がロケットを打ち上げたりしているのを見て通り過ぎているだけでも、全ての瞬間に意識が充溢して異常な緊張度があって、なみの…
>>続きを読むアントニョーニおじさんがバチクソにブチかます!もうキメすぎでイメージビデオかと思った(吉田喜重とか観てても思う)
書斎?に割とコンパクトなモランディの絵が一枚だけ飾ってあるのとかすきすぎる
やっぱ…
愛の不毛と倦怠of倦怠!
ジャンヌ・モローのアンニュイな昼とマルチェロヤン兄の軽〜い色男っぷりと、モニカ嬢怪しい色香漂う夜の女のどれもが満たされないなか、夜明けのパーティーの名残りと豪邸の庭。銅像が…
久々。キャハハウフフな時代からのお先真っ暗な倦怠期。愛の不毛は即ち死に値するものの、中途半端な感じで世界が続いて行くものでもあるって云う。後のBad Bad Thingのやつとも通ずるものがある感じ…
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