死刑台のエレベーターを思い出す
イタリアといいフランスといい、当時はこぞってジャンヌ・モローを撮りたがったのかな
ここまできたらいっそモローが街を散歩するのだけを映した作品作って欲しかった
序盤…
ちょっと、アントニオーニめちゃいいがや。
調べたら、今まで「情事」「太陽はひとりぼっち」「欲望」を観とるんで、知らんうちに"愛の不毛三部作"も観とったことになる。"愛の不毛三部作"なんてもんがある…
このレビューはネタバレを含みます
作家である夫のジョヴァンニ(マルチェロ・マストロヤンニ)とその妻リディア(ジャンヌ・モロー)の噛み合わない夫婦関係。
冒頭、夫の親友であり、かつてリディアを愛した男トマーゾの見舞いに夫婦は訪れる。…
このレビューはネタバレを含みます
この作品を見てまず気になったのは、映像である。白黒だが(白黒映画だからかもしれないが)カメラワークが素晴らしく、画面が常に美しい。
また、何とも言えない温度差や、目を見つめるリディアと関心がない…
1961年公開とあるから、1965年公開の『魂のジュリエッタ』を撮ったフェリーニが本作から影響を受けた可能性は十分にあるわけだ。ちなみにフェリーニが1920年生まれ、アントニオーニが1912年生まれ…
>>続きを読むこれもめっちゃくちゃに良い。『情事』がかなり直接的で激しい波のある映画だとすれば、この作品は同じ構造、同じテーマでありつつも静かで常に緊張感のある映画だと感じた。一気に洗練された印象。
危うく走る…