見ているだけで心が満遍なく満ち足りる傑作。1秒進むごとに終わらないで欲しいと思うほど多幸感に包まれる。
キメッキメでカッコつけすぎなショットの連続にスッカリ虜。立ってるだけで魅力的な主要3人の役者起…
アントニオーニといえば"愛の不毛"がキーワードだが、この映画を観たらもう「あぁ…愛は不毛だな…」と痛感せざるを得ません!
ジャンヌ・モローが醸し出す気怠さが、残酷なまでに美しい。そして、虚しい。静…
このレビューはネタバレを含みます
ミケランジェロ、愛の夜
ミケランジェロアントニオーニ監督。
素晴らしく夜を切り取った映像。
一番乗れた。
妻ジャンヌモンローと作家のマルチェロマストロアンニ。
予期せぬ病院での出来…
日本は木造でイタリアは石造という違いがまずあって、日本人はどうしても石造建築に冷ややかさを、木造建築に温もりを感じてしまう。一方で、本作が作られた時代と現代との間に横たわる50年以上の開きというもの…
>>続きを読む1人アントニオーニ祭り第二作目。これは、いい。まず俳優陣が超豪華。内容も大人の愛の物語という仕上がりになっており、男も女も味わえる、不満な点が見当たらない愛の不毛第二作。
まだ結婚もしたことがない小…
マストロヤンニしかも冒頭からヘリの飛行音。これは前々年フェリーニの「甘い生活」へのアントニオーニの回答だなと。そしてやはりフェリーニより器用にビジネスと付き合ってくぜって姿勢が見えたよな気がします。…
>>続きを読む青年達がロケットを打ち上げて「月までもいける」という台詞がある。
青年達が去った後に二人はここを訪れるわけだけれど、これは若かりし頃永遠を信じていた二人のメタファーか。
しかし二人は変わってしまった…